特集
シン・マキノ伝
長期連載企画「シン・マキノ伝」は、生誕160年を今年迎えた高知県佐川町出身の世界的植物学者・牧野富太郎の生涯をたどる最新の評伝です。
76記事
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シン・マキノ伝
長期連載企画「シン・マキノ伝」は、生誕160年を今年迎えた高知県佐川町出身の世界的植物学者・牧野富太郎の生涯をたどる最新の評伝です。
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筆者は東京の練馬区立牧野記念庭園の田中純子・学芸員です。田中学芸員は長らく牧野に関する史料の発掘や調査を続けている牧野富太郎研究の第一人者です。
Vol.16
「ヤマトグサ命名の真相」(上) シン・マキノ伝【16】=第2部= 田中純子(牧野記念庭園学芸員)
花を咲かせたヤマトグサ(高知市五台山の高知県立牧野植物園)=森本敦士撮影 ヤマトグサと言えば、牧野富太郎を思い浮かべると言っても言い過ぎではないほど、ヤマトグサは牧野ゆかりの植物の代表格である。筆者が...
Vol.15
「天然の教場で学ぶ」シン・マキノ伝【15】=第2部= 田中純子(牧野記念庭園学芸員)
牧野は、東京でもしかり高知に戻ってからも植物の採集に精を出した。先述の「赭鞭一撻(しゃべんいったつ)」にあるように、本を参考にすれこそそれに安住することなく、また学校で学ぶということもなかったので、...
Vol.14
「佐川の山奥にいてはいけん」シン・マキノ伝【14】=第2部= 田中純子(牧野記念庭園学芸員)
明治17(1884)年、牧野は、「どうもこんな佐川の山奥にいてはいけんと思い、学問をするために」東京へ再び出掛けた。前回の水野進氏の論考「牧野富太郎博士と佐川町」で掲げた「公正社」等の記録類に、牧野...
Vol.13
「学問の自由を求めた政治活動」シン・マキノ伝【13】=第2部= 田中純子(牧野記念庭園学芸員)
話を進めよう。当時、土佐出身の板垣退助が指導する自由民権運動が広がりを見せる中、明治14(1881)年、自由党が創設され、「自由は土佐の山間から出る」と言われるほど土佐では自由党が盛んとなった。当然...
Vol.12
「本を家とせず、友にすべし」シン・マキノ伝【12】=第2部= 田中純子(牧野記念庭園学芸員)
「赭鞭一撻(しゃべんいったつ)」はどれをとっても牧野らしい内容にあふれているが、やはり最後の二つが牧野の開明的な思考をよく示していて、出色であろう。一つは「書ヲ家トセズシテ友トスベシ」である。書物を...
Vol.11
「勉学の心得を定めた15カ条」シン・マキノ伝【11】=第2部= 田中純子(牧野記念庭園学芸員)
牧野は明治14、15(1881、82)年頃、つまり20歳頃に、15カ条からなる勉学の心得を定めた。題して「赭鞭一撻(しゃべんいったつ)」である。赭鞭とは、赤い鞭(むち)のことで、古代中国の三皇の一人...
Vol.10
シン・マキノ伝の第2部スタート 「幡多地域へ植物採集旅行」【10】 田中純子(牧野記念庭園学芸員)
若き日の牧野富太郎(高知県立牧野植物園所蔵) 佐川へ戻った牧野は、高知県で植物採集を本格的に行うことを決め、明治14(1881)年8月に横倉山で採集した。翌9月には同県西南部に当たる幡多郡へ採集旅行に...
Vol.9
「花ではサクラが一番好き」シン・マキノ伝【9】=第1部完結 田中純子(牧野記念庭園学芸員)
前回、牧野が上京した際に博物局を訪ねたことを書いたが、初めて東京に来て博物局の中心的人物である田中芳男に会うことができたのはなぜであろうか。紹介がなくても面会は容易であったのであろうか。これに関連す...
Vol.8
「ついに上京する」シン・マキノ伝【8】 田中純子(牧野記念庭園学芸員)
明治14(1881)年、牧野は東京へ旅行することを思い立った。東京では、勧業博覧会が開催されていたので、その見物をして、いろいろな書籍と顕微鏡を買いたいという思いもあった。 出発は4月。当時東京へ行...
Vol.7
「植物の名前を知りたいのだ」シン・マキノ伝【7】 田中純子(牧野記念庭園学芸員)
高知県立牧野植物園に「植学啓原 訳文」という写本がある。この写本について、牧野は自叙伝でこう語っている。親友の堀見克礼の父は医者であって、家に「植学啓原」という宇田川榕庵によるオランダの本の翻訳書が...
24時間
1週間
1ヶ月
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