2023.04.03 08:44
朝ドラ「らんまん」土佐弁で苦労?神木隆之介さん、浜辺美波さんら熱演の高知県内ロケをルポ
「高知の朝が全国へ広がります」と語る神木隆之介さん。左は志尊淳さん、右は浜辺美波さん(3月30日、越知町の横倉山=写真はいずれも森本敦士撮影)
鳥のさえずりが響く朝の森の中で、神木さんらが撮影に臨んだ(越知町の横倉山)
花に「かわいいのう」と顔を近づける神木さん(安芸市伊尾木)
撮影の合間に、方言指導者(右)と熱心に練習する神木さん(2022年10月19日、安芸市伊尾木)
神木さんは土佐弁に苦戦しているようで、撮影の合間にも「新種じゃないかえ?」「ついちゅう」と、ぶつぶつ。何度も方言指導者とやりとりし、耳で音を確かめる。本番後、指導者に「バッチグー」と声を掛けられると、はにかんだような笑顔を見せた。
突然、ウィーンという音が洞内に響いた。近所の住民が草刈り機を使い始めたようだ。思わぬハプニングに、音響スタッフは頭に手をやり「これは予想外」と苦笑い。撮影は終始、和やかな雰囲気で進んだ。
◆ ◆
今年3月末。越知町の横倉山に、神木さんらロケ隊の姿があった。桜の開花に合わせて同月中旬から南国市や安芸市、佐川町などで撮影してきたという。
この日は妻役の浜辺美波さん(22)、お目付役の志尊淳さん(28)も一緒だった。スモークがたかれ、たくさんのレフ板に囲まれて、3人で植物採集をする場面を撮影した。ちなみに、ここで使われた多年草「ヤマアイ」は、高知市の県立牧野植物園から持ち込まれた本物という。
きょう3日の放送開始に向け、志尊さんは「皆さんの生活に花を添えられたらいいですね」。浜辺さんは「(神木さんらの)土佐弁もスムーズになってきた」と笑顔を見せ、「槙野万太郎が天真らんまん、真っすぐに突き進む姿が描かれています。最後まで見守ってください」。
そして神木さん。「いよいよ、らんまんの朝が始まります。半年間、皆さんのすてきな朝のお供になれるようにしたい」。晴れやかな表情で語った。(浜田悠伽、楠瀬健太)
「らんまん」をもっと深く、もっと楽しく! 牧野富太郎博士の特設サイトはこちら!
【特集リンク集】
神木隆之介さんロングインタビュー「牧野博士の気持ち、分かるなあ」 朝ドラ「らんまん」槙野万太郎役
中村里帆さんに聞く「はちきん魂でパワフルに」 高知市出身、朝ドラ「らんまん」女中役で出演
【写真特集】朝ドラ「らんまん」高知県内各地でロケ 「神木富太郎」笑顔の花
植物にフィクションはない 朝ドラ「らんまん」監修の田中伸幸さん(国立科学博物館)「牧野のドラマだから引き受けた」
若き牧野富太郎「人間は自由で平等」 民権運動にのめり込む
牧野を支えた女性たち 祖母・浪子、妻・寿衛、次女・鶴代…
牧野富太郎博士が愛した終の庭 東京・牧野記念庭園を歩く
花、人と出会う旅 牧野富太郎博士ゆかりの地を巡る
いつの時代もチャーミング! 牧野富太郎博士94年の生涯たどる
牧野富太郎博士ゆかりの植物紹介 「マキノの庭」2022総集編