公の群像
「公(おおやけ)」の担い手、市町村職員たちの実像を手繰り寄せて見えてくるものは-。長期連載で浮き彫りに下、高知の「公」の姿。
111記事
公の群像
「公(おおやけ)」の担い手、市町村職員たちの実像を手繰り寄せて見えてくるものは-。長期連載で浮き彫りに下、高知の「公」の姿。
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公の群像 001 生き惑う平成の市町村職員 まえがき
「いい身分」と風圧強く 地元の職員? 頑張ってると思うよ。本人も家流されて、身内に犠牲者いたりするのに仕事優先、自分のことは後回しだろうから…だけど、そんな思い半分。複雑。私ら家も仕事も失って収入ゼロ...
公の群像 002 メンタルダウン(1) 人事異動が脅威
彼の診断名は「うつ病」 彼とは一面識もない。どこまで話してくれるだろうか。いや、本当に会ってくれるのだろうか…。そんなことを考えながら、待ち合わせ場所の公共施設内で、時間をつぶしていた。 残暑の夕刻。...
公の群像 004 メンタルダウン(3) 地域の目を逃れて
心療内科が増える時代 再び、「彼」の話。 うつ病を患った自治体職員の彼は、2度目の長期休養に入る前に主治医を替えた。 場所も郡部から高知市内へ。月に1回程度とはいえ、地域外への通院は負担になるが、「休...
公の群像 005 メンタルダウン(4) 診断書をまず疑う
精神保健の“とりで” 「僕は何とかトンネルから抜け出せた状態で、今はある程度残業もこなせるようになった。でもトンネルの真っただ中にいる人は、自分で自分を苦しめている。良くなる自分というものを想像できな...
公の群像 006 メンタルダウン(5) 失敗したくない…
残業部署から灯がこぼれる 精神疾患の症例は複雑で、このパターンならこう処方すればいいという〝方程式〟はどうやら確立されていないらしい。高知県立精神保健福祉センター所長、山崎正雄の説明を聞きながら、「う...
公の群像 007 メンタルダウン(6) 良き理解者がいて
出勤の有無を刻む 「話しているうちに、私、泣くかもしれませんけど…」 「大丈夫ですよ」と言葉を返して、バッグから取り出そうとしたノートやボイスレコーダーを元に戻した。 はす向かいになって話す。それだけ...
公の群像 008 メンタルダウン(7) そして辞めていった
復職後も頼る薬 レストランや喫茶店で、何種類もの錠剤を引っ張り出し、水で流し込む人を見かける。サプリメント? いや、ひょっとして彼らも“該当者”なのかと思わないでもない。 50代の彼は、中山間地域の自...
公の群像 009 メンタルダウン(8) ズルじゃないのか
「人事」を預かる職場 高知市役所の人事課は本庁3階の北東角に位置している。陰陽道でいう「鬼門」に配されている理由などありもしないだろうが、臨時職員も含めると3400人はくだらないマンモス自治体だ。その...
公の群像 010 メンタルダウン(9) 病休も累積で処分
職員と向き合う「個室」 高知市の人事課長、山本正篤が説明するもう1種類の規定とは、「分限事由に該当する可能性のある場合の対応措置に関する規定」。勤務実績が不良だったり、心身の故障で職務の遂行がおぼつか...
公の群像 011 メンタルダウン(10) 「過去」を手放せるか
パティオの週間予定表 最上階の7階でエレベーターを下りると、わきのスタッフルームから話し声が漏れてきた。 当日のプログラムを終えてそこにいた作業療法士の川渕忠義は、高知市の近森病院第2分院が9年前に開...
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1ヶ月
夫はなぜ死んだのか 森友問題公文書改ざん・自殺職員の妻が、高知で語った2時間―ニュースを歩く特別編
町内会って何ですか? 会長の苦悩 分割?合併?―自治のかたち 高知市・地域活動の現場から(1)
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ごみ当番、広がる外注 町内会未加入者へ募る不満―自治のかたち 高知市・地域活動の現場から(2)
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