公の群像
「公(おおやけ)」の担い手、市町村職員たちの実像を手繰り寄せて見えてくるものは-。長期連載で浮き彫りに下、高知の「公」の姿。
111記事
公の群像
「公(おおやけ)」の担い手、市町村職員たちの実像を手繰り寄せて見えてくるものは-。長期連載で浮き彫りに下、高知の「公」の姿。
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公の群像 122 あの日から(9) 助かった者は皆…
必携の公用携帯電話 「ここ(高知市地域防災推進課)にきて、楽しいっすよ。毎日が“発見”ですから」 こう言い放つ楠永裕樹(29)は防災を志願して役所に入った男だ。いや、厳密には消防士になりたかった男だが...
公の群像 123 あの日から(10) 二度と口きかんぞ
マイク越しの声は届いたか 公務員になって10年。その半分以上が防災担当部署という武内昭憲(29)は今、高知市地域防災推進課で地区別避難計画を統括する身だが、あの日の“ジレンマ”を乗り越えて一歩成長でき...
公の群像 124 あの日から(11) “主体者”は誰ですか
マンションの集会ルームで 市街地に広範な海抜ゼロメートル地帯を抱える高知市。津波避難対策では、浸水深以上のビルに逃げ込むのが理にかなう。 ということで市は、各地区の自主防災組織や町内会を介在させながら...
公の群像 125 あの日から(12) あそこは大丈夫やな
防災を考えるのも住民自治 「ここら辺が難儀なのう」 「こればぁ地権者がおったら大ごとぞ」 「けんど使用承諾をもらうには、地元の人間が行った方がやっぱり早いわねぇ…」 1月下旬、高知市の東部域にあるふれ...
公の群像 126 あの日から(13) 「協働」という課題
“水没”したあの日の県都 1998(平成10)年9月。「県都水没」と形容された、あの’98豪雨による高知大水害からもう14年半になる。 当時の高知市の防災担当は総務課内の1係に3人いただけ。以後、態勢...
公の群像 127 あの日から(14) これっきり会えん…
被災した気仙沼市 科学的知見に基づく国内最大津波高34・4メートルという新想定に“徹底抗戦”を表明した町―。これに驚いた評論家の立花隆はその幡多郡黒潮町を取材し、半端でない施策展開の模様を「黒潮町長の...
公の群像 128 あの日から(15=終) 公務員でなければ
“防災遺跡”となった作品 南海トラフ巨大地震の新想定以降、「震災前過疎」という新語が使われだした。“生みの親”はその切迫感が強い幡多郡黒潮町の職員、友永公生らしい。 「新想定では使えない防災遺跡」「防...
公の群像 129 長いあとがき(1) “公務員たたき”は特異
きょうも“北風”を背に出勤 この1年有半、高知県内の市町村をうろつき、そこに働く行政職員たちを“主人公”に据えたストーリーを10編ほどしたためてきました。そのあとがきを、いくらか長めに書きます。 ...
公の群像 130 長いあとがき(2) 官も民もない労働条件
なお高い公務員志望 公務員バッシングを助長する政治主導とポピュリズム。これに市場原理主義がどうして結びつきやすいのか―。 市場原理主義とは、政府(行政)は市場に不要な介入をするなという考えで、「小さな...
公の群像 131 長いあとがき(3) 奉仕者であり個であり
組織あっての職員? 官も民もない労働条件に―。そうやって人材を流動化させないことにはこの国はもたない、という危機感から提起された視点ですが、民から官の側へ入った職員たちの目は「われら転職組」でその一端...
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