公の群像
「公(おおやけ)」の担い手、市町村職員たちの実像を手繰り寄せて見えてくるものは-。長期連載で浮き彫りに下、高知の「公」の姿。
111記事
公の群像
「公(おおやけ)」の担い手、市町村職員たちの実像を手繰り寄せて見えてくるものは-。長期連載で浮き彫りに下、高知の「公」の姿。
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公の群像 032 家路は遠く(4) そんな「自由」は勝手
“自由”な国ニッポン 町職員なら町内に住んで町の発展に尽力せよ―。そんな異例の決議を突きつけた議会があれば、それに“触発”された議会もある。高知県高岡郡中土佐町議会。ここも2010(平成22)年の3月...
公の群像 033 家路は遠く(5) 生き残る「住所要件」
明記された“縛り” 高知県土佐清水市で“絶滅危惧種”を見つけた。同市の職員募集要項。受験資格欄に「採用後、本市に居住できること」と明記してある。それも消防職に限らず、全職種にわたって。 総務課長の磯脇...
公の群像 034 家路は遠く(6) 手当は“町内限定”
通勤経路には高速道も 高知県内34市町村で現在、よその市町村から通う正職員が一人もいないのは土佐郡大川村だけのようだ。他の33市町村は多かれ少なかれ「在外職員」を抱えるが、公共交通機関を頼る職員はその...
公の群像 035 家路は遠く(7) 答えはよう出さん
車中で思うのは… 毎朝、午前7時半には高知県南国市内の自宅をたつ。国道32号を北上し、大豊町から439号で西へ。高速道はさほど使わない。 筒井敬二(46)は勤め先の土佐郡土佐町役場まで片道1時間弱のマ...
公の群像 036 家路は遠く(8) せめてもの「納税」
思わぬ制度の利用法が… 町の職員でありながら町内に住まない。この心苦しさをどうすれば薄められるか。山野茂樹(47)=仮名=が思いついたのは「ふるさと納税」だった。 「制度の趣旨からはあり得ん形ですけど...
公の群像 037 家路は遠く(9) 教師から始まった
消えゆく教職員住宅 1996年7月。嶺北・仁淀川両地域の市町村長たちと知事ら高知県幹部の意見交換会が旧仁淀村であった。そこで、こんなやりとりが交わされている。 長岡郡本山町の町長だった沢田勇が「町内の...
公の群像 038 家路は遠く(10) 広域合併なら解消?
条件不利地域に残るのは… 「私がこのいすに座った時には、もう手遅れで…」。高知県幡多郡大月町長の柴岡邦男が、額のしわをゆがめてほぞをかむ。 大月町には隣の宿毛市から通ってくる「在外職員」が少なくない。...
公の群像 039 家路は遠く(11) 淘汰もやむなしか
道が良くなれば… 高知県長岡郡大豊町長の岩﨑憲郎は毎年、香川大学の大学院に出掛けていく。地域マネジメント研究科の演壇に立ち、山のこと山村のこと山深い自治体の運営のことなどを話す。 受講生は感想をリポー...
公の群像 040 家路は遠く(12=終) ゆらめく“ストーブ”
住民に寄り添う「火」 3月初旬でも山あいの朝は冷える。しかもその日は小雨だった。日曜の午前9時。旧国道から少し入った高知県長岡郡大豊町小川地区の公民館に上がり込むと、真ん中に置かれたストーブが室内をほ...
公の群像 041 公務員になりたい(1) 宣誓しましたよね
「固く誓います」 〈私は、ここに主権が国民に存することを認める日本国憲法を尊重し、かつ、擁護することを固く誓います 私は、地方自治の本旨を体するとともに、公務を民主的、かつ能率的に運営すべき職責を深く...
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