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2023.10.09 13:19

「らんまんロス」癒やせる? 読まれた関連記事ベスト10発表!「藤丸のモデルは?」「田邊教授って何者だ」「ロシアのマキシモヴィッチ」……

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©️NHK

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 高知県出身の植物分類学者・牧野富太郎を主人公モデルとした朝ドラ「らんまん」が終わりました。主人公の万太郎を演じた神木隆之介さん、その妻の寿恵子を演じた浜辺美波さんの好演もあって、「植物分類学」という学問にもスポットが当たって、ドラマは好評を博しました。

 脚本を手掛けた長田育恵さんは、歴史的人物を題材にした「評伝劇」の名手として知られています。牧野富太郎についても史実を徹底的に考証しつつ、その伸びやかな想像力によって万太郎という主人公を通じた新たな「牧野富太郎像」を創出しました。

 高知新聞ウェブサイトではドラマの展開に合わせて、より「らんまん」を楽しんでもらうための史実を解説する記事をたくさん掲載してきました。記事は好評で多くの人に読まれました。

 「らんまん」関連記事のベスト10を発表します。4月3日から10月9日までの閲覧数(ページビュー=PV)を集計したものです。

©️NHK

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 1位は「岩崎弥之助は万太郎の救世主に? 三菱財閥2代目、キリンビールも創始 牧野博士も岩崎家から資金援助」(32万5473PV)でした。よく知られた三菱財閥創始者の岩崎弥太郎ではなく、弟の弥之助が登場したことで「何者なのか?」という関心を集めたのでしょうか。

 2位は「失意の万太郎、ロシアへ 師と仰いだマキシモヴィッチ」(22万2120PV)でした。ドラマではマキシモヴィッチ本人は登場しませんでしたが、同名の実在したロシアの植物学者です。ストーリーと同様に牧野富太郎も東大を出入り禁止となって、マキシモヴィッチを頼ってロシアに渡航しようと考えていました。そうした事情を解説した記事です。

 3位は「南方熊楠から万太郎に植物標本届く 史実でも牧野富太郎と文通 けれど2人には微妙な距離も…」(20万3710PV)でした。これもマキシモヴィッチと同様に熊楠本人は登場しないで、手紙や標本で万太郎とやりとりするというものでした。これも史実に沿ったもので、牧野富太郎と熊楠は互いを大いに意識しながらも、生涯会うことはありませんでした。そうした2人の微妙な関係を解説した記事です。

 4位「借金取りをあしらう寿恵子も史実 貧乏と戦い続けた牧野博士」

 5位「朝ドラ「らんまん」 藤丸のモデルは市川(田中)延次郎? ”狸の巣”に通った牧野富太郎博士の友達たち」

 6位「田邊教授命名の「キレンゲショウマ」は史実 教授のモデルは矢田部良吉、日本の植物学の礎築く」

 7位「要潤さん演じる「田邊教授」って何者? 「らんまん」万太郎の良き理解者か モデルは矢田部良吉」

 8位「珍奇な植物『ヤッコソウ』 高知で発見、牧野博士命名」

 9位「ヤマトグサ命名、田邊教授の激怒は史実 ドラマの標本は牧野植物園が作成」

 10位「ロシアへ行こう! シン・マキノ伝【22】=第2部=田中純子(牧野記念庭園学芸員)」

 以上、ベスト10の記事です。高知新聞ウェブサイトの特設ページには、そのほか多数の関連記事をアップしています。「らんまんロス」のなぐさめになるかは分かりませんが、いかにドラマが史実に照らし合わせた上で構築されているのか、そして牧野富太郎博士の業績と魅力を知るための記事が満載です。どうぞご覧ください。
「らんまん」をもっと深く、もっと楽しく! 牧野富太郎博士の特設サイトはこちら!
牧野博士の生涯をたどる評伝「シン・マキノ伝」はこちら!

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