アーカイブ
土佐の果物語
高知県は果物王国。しかし本来は高温多湿で台風も多く、栽培条件に恵まれない土地とされる。その厳しい条件を克服する農家の優れた技術と、苦労や産地の抱える問題点などをリポートする。
34記事
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土佐の果物語
高知県は果物王国。しかし本来は高温多湿で台風も多く、栽培条件に恵まれない土地とされる。その厳しい条件を克服する農家の優れた技術と、苦労や産地の抱える問題点などをリポートする。
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Vol.21
土佐の果物語(21) 第3部 (5)ハウス 斜面を丸ごと覆う
急斜面に建つ小夏のビニールハウス園。空への階段のように続く(土佐市波介) 「小夏は、木に遅くまでならしておけば糖度が上がる。しかし、寒害に見舞われたり、木に負担がかかって、翌年には実をあまりつけなくな...
Vol.22
土佐の果物語(22) 第3部 (6)水分管理 口の中でとろりっ
小夏の花。花が咲くと畑は甘い香りでいっぱいになる(土佐市内) 高知県土佐市波介。急斜面のビニールハウス果樹園で市原良胤(よしたね)さん(60)に聞く。山の小夏の味は別格ですか? 「山はぬくもりが上昇気...
Vol.23
土佐の果物語(23) 第3部 (7=終)比較 高知の味は日本一
日本一の県産小夏。渇いたのどにおいしさが染み通る 小夏は宮崎県や愛媛県などでも栽培されており、県外産も多く高知県に入っている。 高知市中央卸売市場での推移を見てみると、昭和四十五年までは県外産はほとん...
Vol.24
土佐の果物語(24) 第4部 ヤマモモ編(1)原木訪ね
梅雨の合間の短い期間が旬のヤマモモ(高知市内)梅雨のさなか短い旬 梅雨真っただ中のある日、ヤマモモを見に出掛けた。 行き先は、高知市池でヤマモモを栽培している西尾和幸さん(75)。高知県のヤマモモ栽培...
Vol.25
土佐の果物語(25) 第4部(2)受粉 風に乗って数十キロ
ヤマモモの雄花(高知市朝倉丁) 「ここに植えてあるのは全部雌木です」 高知県立牧野植物園にほど近い高知市五台山の中腹あたり。平成五年にスモモからヤマモモ栽培に切り替えた松村茂さん(66)の言葉に耳を疑...
Vol.26
土佐の果物語(26) 第4部(3)隔年結果 栽培の泣きどころ
加工用ヤマモモの選別。丁寧に、素早く、より分けられる(高知市池) ヤマモモ栽培には泣きどころがある。園芸連の技術顧問、曽我部功さんによると「表年と裏年の出来の違いが激しいんです」。 つまり実をたくさん...
Vol.27
土佐の果物語(27) 第4部(4)収穫 繊細で日持ちせず
1800年代前半に発見された亀蔵の原木。200年の時を超え、今も実を付ける(南国市十市) 雨が降ると、ぼたぼたと収穫間近の実が落ち、赤じゅうたんを敷いたようになってしまう。収穫作業は雨との競争でもある...
Vol.28
土佐の果物語(28) 第4部(5=終)魅力 かんだらジュワッ
太陽光に照らされ、宝石のように輝くヤマモモの実(高知市五台山) ジュワッ。ヤマモモを口に入れて一かみすると、実の四方八方から「待ってました!」とばかりに果汁が飛び出てくる。 モモという名前は付くが、普...
Vol.29
土佐の果物語(29) 第5部 ポンカン編(1)歴史 香りが命です
赤みがかっただいだい色。その皮をむくと甘い香りがパーッと広がる 耳が痛くなるほど寒い冬の日。赤みがかっただいだい色のポンカンを手でパカンと半分に割る。甘酸っぱい独特の香りが部屋中にパーッと広がる。 「...
Vol.30
土佐の果物語(30) 第5部 (2)立目 「3つの太陽」
日光と海、石垣からの反射光という「3つの太陽」がポンカンに降り注ぐ須崎市の立目地区 昨年十二月上旬、浦ノ内湾に臨む須崎市立目(たちめ)地区。 あちこちの山の斜面が赤みがかっただいだい色に染まっていた。...
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高知県内25市町村に「消滅の可能性」 30年で20~30代女性が半減 人口戦略会議
高知龍馬空港の着陸機破損 原因特定できず調査継続 国の運輸安全委員会
高知市のコンビニ強盗1カ月 犯人声出さず紙で金要求 靴に覆い 痕跡残さず 高知県警がカメラ映像公開
町内会って何ですか? 会長の苦悩 分割?合併?―自治のかたち 高知市・地域活動の現場から(1)
【4/28~30】高知のおすすめイベントまとめ!
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【高知の行楽ガイド】山、海、街へ飛び出そう!―こみゅっとゴールデンウイーク拡大版
牛肉識別番号を不適正表示 高知市の精肉業者に農水省が是正勧告
ごみ当番、広がる外注 町内会未加入者へ募る不満―自治のかたち 高知市・地域活動の現場から(2)