2024年 06月17日(月)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法
県体写真

2024.05.25 08:37

観光「100年に1度の好機」 待望の新幹線に沸く街(福井県) 注目度上昇、進む再開発 にぎわい維持課題―ニュースを歩く

SHARE

福井駅前に立ち並ぶ再開発ビルと恐竜のロボット(写真はいずれも福井市)

福井駅前に立ち並ぶ再開発ビルと恐竜のロボット(写真はいずれも福井市)


 北陸新幹線の金沢―敦賀(福井県敦賀市)間が3月16日に延伸開業し、初めて福井まで乗り入れた。計画決定から半世紀。待ちわびた「夢の超特急」に福井県内は沸き、東京との直結でもたらされる経済効果は年309億円と試算される。福井駅を訪ねると、周辺は再開発された大規模なビルが立ち並び、商業施設は多くの人でにぎわっていた。

■高層ビルと恐竜
福井駅に到着した新幹線

福井駅に到着した新幹線

 ゴールデンウイーク(GW)前半の4月末。東京発敦賀行きの「かがやき」に乗り込んだ。ほぼ満席の新幹線は約3時間で福井駅に到着。家族連れらが次々と降りていった。

 「ずっと福井に来たかった。思ったより近い」。埼玉県の30代女性が声を弾ませる。家族旅行中の東京都内の男性会社員(31)は、「3歳の息子が新幹線と恐竜が好きなので福井を選んだ。1年前の旅行は高知のアンパンマンミュージアムだったけど、新幹線の方が手軽かな」と笑った。

福井駅直結の商業施設は観光客でごった返していた

福井駅直結の商業施設は観光客でごった返していた

 改札を出て、新幹線開業と同時にオープンした駅直結の商業施設「くるふ福井駅」に入る。土産物店や飲食店など約40店舗が軒を連ね、買い物客でごった返していた。「開通前に比べて売り上げは2倍」。越前ガニなどを販売する店のスタッフがほおを緩めた。

 駅を出ると、恐竜のロボットが1体、2体…。あちらこちらで…

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 観光 道路・交通 ニュースを歩く

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月