2024年 04月27日(土)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2022.12.26 20:59

祝!紅白☆三山ひろしの思い出アルバム①―29歳の誓い「挑戦する姿勢大事に」

SHARE

第73回紅白歌合戦に、めでたく8年連続8回目の出場を決めた三山ひろしさん=南国市出身。ふるさとから応援の気持ちを込めて、これまでの歩みを本紙の過去記事で振り返ります。

(2009年12月19日掲載)

「ライバルは自分自身。その時その時の自分を超えていきたい」と話す三山ひろしさん(高知新聞社)

「ライバルは自分自身。その時その時の自分を超えていきたい」と話す三山ひろしさん(高知新聞社)

 南国市出身で6月デビューの演歌歌手、三山ひろしさんがキャンペーンのため来高していた。デビュー曲「人恋酒場」が好調。「挑戦する姿勢を大事にして、さらに上を目指したい」と話した。

 演歌ファンの祖父母が子守の際に流した三橋美智也、春日八郎らを聴いて育ち、自然に歌手を志した。小学生のころから各地ののど自慢、カラオケ大会に出て受賞していた。

 2007年の日本クラウン創立45周年記念新人オーディションで準グランプリを獲得。声を評価されたのがデビューのきっかけになった。半年余りでNHKの「歌謡コンサート」に3回出演し、知名度も上がっている。

 キャッチフレーズは声の良さを前面に「ビタミンボイス」。「気恥ずかしい面もあります。昭和の香りがする懐かしい声とも言われます」と苦笑するが、声紋の専門家からは高音の清涼感と低音の安定感が特長と言われたという。

 各種ヒットチャートで上位に入った「人恋酒場」は、切ない女心を明るいメロディーに乗せる。カップリングの「望郷列車」は対照的な演歌調で、古里の恋人と両親を思う男の歌。「望郷列車」のレコーディング中、3年前に夜行バスで上京した時を思い出し、涙が出たと明かした。

 姓の三山は、東西南北のうち、土佐湾に面した南以外の三方を山に囲まれた高知にちなんだ。名前は、師匠で作曲家の中村典正が別名として使う山口ひろしから。「師匠の名前を頂いた責任は重い。多くの人に支えられていることを忘れず一つ一つ階段を上りたい」と飛躍を誓った。(内川雅彦)


~過去記事復刻企画「三山ひろしの思い出アルバム」シリーズ~
①29歳の誓い「挑戦する姿勢大事に」
②30歳、軽やかに女心を表現
③大ブレーク間近。34歳の「けん玉道」
④35歳、念願の初出場…ファン歓喜「私たちの宝物」
⑤37歳、地域盛り上げるスターに成長
【写真23枚】「三山ひろしさんはいい人だ!」担当記者が断言する3つの理由

高知のニュース 南国市 ひと・人物 音楽

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月