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2023.06.26 13:40

三山ひろしさん、朝ドラ「らんまん」にも出演! 「いい人だ!」と記者が断言する3つの理由

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「ほとんど(スケジュールの)隙間がない状態」と話したインタビュー。けん玉はいつも持ち歩く(2018年)

「ほとんど(スケジュールの)隙間がない状態」と話したインタビュー。けん玉はいつも持ち歩く(2018年)


現在放送中の朝ドラ「らんまん」にも出演した演歌歌手の三山ひろしさん(42)=高知県南国市出身=。取材した記者は「すっごく、いい人やった!」と、間違いなく話します。本紙は三山さんのふるさとにある新聞社として、デビュー間もないころからその歩みを追い続けてきました。記者たちが見た三山さんの人柄を過去記事とともにご紹介します。

理由①腰が低い
 
 学芸部に長く所属した本紙のN記者。数多くの芸能人を取材してきた経験を振り返り、三山さんを「とりわけ感じがいいし、腰が低い。相手に緊張を感じさせない人」と評します。いわく「いつも『よく来てくださいました』と応じてくれるし、何を聞いても一生懸命答えてくれる」そうです。

 N記者の評通り、過去のインタビューには三山さんの丁寧で謙虚な姿勢がにじむ発言が登場します。


「絶対にやり切ると思って頑張ってきました」と語る30歳の三山ひろしさん(2010年)

「絶対にやり切ると思って頑張ってきました」と語る30歳の三山ひろしさん(2010年)



 2010年、2枚目シングル「酔待ち酒場」のキャンペーンで来高した三山さん。デビュー曲の売れ行きは順調そのものでしたが、記事に浮かれた言葉は見当たりません。歌手を目指して夜行バスで上京した時の心境を語り、「支えてくれる人々に感謝の気持ちを忘れないようにしたい」と気を引き締める姿が記されています。

☆インタビュー「30歳、軽やかに女心を表現」(2010年)はこちら


「お岩木山」のタイプCを発売し、「紅白出場で、恩返ししたい」と語った(2015年)

「お岩木山」のタイプCを発売し、「紅白出場で、恩返ししたい」と語った(2015年)



 時は流れて15年。曲を出すたびにチャートの上位に入っていた三山さんですが、腰の低い姿勢は変わりません。人気についての実感を聞かれ、「楽曲の素晴らしさのおかげです。いろんな先生方に作っていただいた曲があったからこそです」とためらいなく答えていました。

☆インタビュー記事「3世代楽しませたい」(2015年)はこちら

順風満帆な状況で発した言葉だけに、謙虚なたたずまいが光ります。

理由②何でもやってくれる
 
 「三山さんと言えば、頼みを断らない人」「びっくりするくらい何でもやってくれる」。取材した記者たちは、そう口をそろえます。

 確かに過去記事を調べてみると、さまざまな団体や行政からの依頼を受け、多種多様な衣装で役割をこなす三山さんがいました。

県警で一日通信指令課長に。緊張の面持ちで110番の模擬通報を受ける(2021年)

県警で一日通信指令課長に。緊張の面持ちで110番の模擬通報を受ける(2021年)


 ▽ごめん・なはり線の一日駅長▽よさこい親善大使▽南国市観光大使▽土佐清水市観光特使▽高知県警の一日通信指令課長▽県産ナスの宣伝隊長―。挙げればきりがありません。

☆いろんな姿の三山さんを、写真で見られます。こちらからどうぞ

 中でも、四万十市の「土佐一條公家行列『藤祭り』」には印象的な一幕がありました。17年5月、一條教房(のりふさ)公の姿に変身した三山さんは、中村入府を再現する行列にノリノリで加わりました。

一條教房公に変身(2017年)

一條教房公に変身(2017年)



☆公家姿の三山さんにうっとり…2017年の土佐一條公家行列『藤祭り』記事はこちら

 ただ、あいにくの雨で行列は中止になってしまったのです。そこで三山さんは、残念がる見物客のために天神橋のアーケード街にサプライズ登場しました。

行列の後、三山ひろしさんが登場し、観客で埋まったアーケード街(2017年)

行列の後、三山ひろしさんが登場し、観客で埋まったアーケード街(2017年)


 押すな押すなの大盛り上がりとなったアーケード街。店主らは「まるで昔の一條さん(一條大祭)みたい」と驚いたそうです。

理由③サービス精神旺盛すぎる

 歴代の三山さん担当記者からは「断らんどころじゃない。むしろサービス精神が旺盛すぎる」という声も聞こえてきます。そのうちの一人、K記者は「あんな人なかなかおらんで」と、14年冬のエピソードを教えてくれました。
 
 15年の元日紙面向けの取材を三山さんにお願いした時のこと。撮影場所に指定した河原には北風がビュービュー吹き荒れ、K記者の頭には「こんな所に芸能人を連れてきてよかったかな」との思いがよぎりました。

 ところが、三山さんは寒そうにするどころか「どんなポーズで撮りましょうか」と、やる気満々。

 K記者が「では、青空の下でけん玉をしてください」「もっとめでたい感じで」「ヤアー!ってやってください」とむちゃなお願いをしても、満面の笑みで応えます。

「めでたい感じで」のお願いを聞いてくれた元日紙面用写真(2015年)

「めでたい感じで」のお願いを聞いてくれた元日紙面用写真(2015年)


☆めでたい笑顔!2015年の元日紙面を飾った記事はこちら

 さらにけん玉がどうなっているのかすら分からない高度な技を矢継ぎ早に繰り出し始めました。

もはやけん玉がどうなっているのか分からない技を次々と披露(2015年)

もはやけん玉がどうなっているのか分からない技を次々と披露(2015年)


 カメラマンが「そこまでお願いしてないのに~」と笑い出す始末だったそうです。

■地元からも愛されています

 紅白常連のスター歌手なのに、腰が低くて度量が大きくて、サービス精神旺盛。過去記事から、愛される人柄を感じていただけたのではないでしょうか。

 高知ではいろんな場面で三山さんファンの皆さんの熱い愛を目にします。特に出身地の南国市では「ひろし君は宝」と誇りに思っている市民がたくさんいます

南国市役所近くに掲げる恒例の横断幕(2016年)

南国市役所近くに掲げる恒例の横断幕(2016年)


三山ひろしさんの紅白出場を祝い、万歳で喜ぶファン

三山ひろしさんの紅白出場を祝い、万歳で喜ぶファン


☆「ひろし君は私たちの宝物」…熱いファンの皆さんが主役の記事(2015年)はこちら

 「ビタミンボイス」だけでなく、キャラクターも魅力の三山さん。高知新聞はこれからも、あなたの活躍に注目しています。(竹内悠理菜)

☆全ての写真をご覧になりませんか。記事中にない写真も多数。こちらへどうぞ

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