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2024.05.15 05:00

高知県西部でカメムシが大量発生

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高知県西部で大量発生しているカメムシ

高知県西部で大量発生しているカメムシ

 高知(こうち)県西部(けんせいぶ)などでカメムシが大量(たいりょう)発生(はっせい)しています。南国(なんごく)()の「高知(こうち)(けん)病害虫(びょうがいちゅう)防除(ぼうじょ)(しょ)」は、カメムシを(はや)めに()つけることや、(やく)ざいで適切(てきせつ)予防(よぼう)・く(じょ)するよう()びかけています。

 大量(たいりょう)発生(はっせい)しているのは、チャバネアオカメムシとツヤアオカメムシ。いずれも(ねん)に1(かい)、スギ・ヒノキの果実(かじつ)などに(たまご)()()けてはんしょくします。幼虫(ようちゅう)は、この果実(かじつ)をえさにして成長(せいちょう)するため、花粉(かふん)大量(たいりょう)()んだ(ねん)(あき)翌年(よくとし)(はる)にカメムシが(おお)くなる傾向(けいこう)があるといいます。

 高知(こうち)(けん)病害虫(びょうがいちゅう)防除(ぼうじょ)(しょ)は、フェロモン成分(せいぶん)でおびきよせられたカメムシの(かず)(かぞ)える調査(ちょうさ)県内(けんない)4カ(しょ)(おこな)っています。5(がつ)(にち)発表(はっぴょう)された調査(ちょうさ)結果(けっか)によると、中西部(ちゅうせいぶ)が40(ひき)平年(へいねん)88・6(ひき))だった一方(いっぽう)東部(とうぶ)61(ひき)平年(へいねん)5・5(ひき))、中央(ちゅうおう)()45(ひき)平年(へいねん)8・1(ひき))と平年(へいねん)より()えました。(とく)西部(せいぶ)平年(へいねん)21・9(ひき)(たい)し、616(ひき)激増(げきぞう)過去(かこ)20(ねん)最多(さいた)となっています。

 高知(こうち)(けん)病害虫(びょうがいちゅう)防除(ぼうじょ)(しょ)は、昨年(さくねん)花粉(かふん)(りょう)(おお)かったことに(くわ)え、暖冬(だんとう)影響(えいきょう)(ふゆ)()()びたカメムシが(おお)かったとみており、「5(がつ)平年(へいねん)より気温(きおん)(たか)いと予想(よそう)され、かんきつ(るい)(かき)などへの被害(ひがい)(とく)心配(しんぱい)される」としています。

 大量(たいりょう)発生(はっせい)した幡多(はた)地域(ちいき)などでは、宿泊(しゅくはく)施設(しせつ)なども「この(かず)異常(いじょう)」「玄関(げんかん)(まど)から(はい)らないように苦労(くろう)している」と(こま)っています。土佐清水(とさしみず)()民宿(みんしゅく)(はたら)(ひと)は「蛍光灯(けいこうとう)非常灯(ひじょうとう)(なん)(びゃく)(ひき)もびっしりと(あつ)まってくる。宿泊客(しゅくはくきゃく)に、(よる)はなるべく()かりをつけないように(たの)状況(じょうきょう)だ」と(あたま)(なや)ませています。

 高知(こうち)県内(けんない)害虫(がいちゅう)(じょ)業者(ぎょうしゃ)らでつくる「高知(こうち)(けん)ペストコントロール協会(きょうかい)」の三宅(みやけ)弘晃(ひろあき)会長(かいちょう)は「家庭(かてい)では、しゃ(こう)(ひかり)をさえぎる)カーテンを()()けたり、適切(てきせつ)(やく)ざいを散布(さんぷ)したりすることで、ある程度(ていど)飛来(ひらい)防止(ぼうし)できる。個人(こじん)対応(たいおう)(むずか)しい場合(ばあい)などは相談(そうだん)してほしい」と(はな)しています。

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