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2023.12.16 08:29

山ガール、海に目覚める 釣りバカシティ 須崎支局―ニュース忘年会(9)

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イラスト・竹内宏樹

イラスト・竹内宏樹

 高知の犬は歩けば棒、よりも釣りざおに当たると思う。県外からUターンして、釣り好きの多さに改めて驚いていたら「今度、釣りバカシティ宣言します」。ある日、須崎市職員のAさんがにこにこ顔で教えてくれた。何と。ついには自ら「釣りバカ」を名乗る市が現れた。

こちらの記事のこぼれ話です↓
◆須崎市が「釣りバカシティ」宣言 愛好市民増やし観光強化 鈴木建設「支社」開設へ
◆須崎のメジカ新子に親子で舌鼓 市観光協会が釣り体験ツアー
◆メジカの代役?―魚信 絶品!珍品? 魚(びんび)ん一皿

◆全日空女性社員が高知で「釣りバカ」体験 「釣りバカシティ」宣言の須崎市で体験ツアー、マダイなど大漁

■空っぽのクーラー
 アウトドアなら私は山派。海も好きだけれど、釣りはだめだ。魚のあのぬるぬると、におい…。そして、身近に釣りバカがいるのも一因かもしれない。

 「大漁♪」とほくほく顔で家に帰る父を見るたび、食べれるばあにしちょきや、と幼心に思った。グレが釣れたら刺し身は当然で、しゃぶ鍋に肝であえた皮も食卓に並んだ。今思えば、魚を味わう味覚はすり込まれていたのだろう。

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