2023.05.31 10:10
朝ドラ「らんまん」主演の神木隆之介さんも習った、高知の絶品おすし! 97歳の先生に記者が教えてもらいました【web限定・動画】
高知県立大学名誉教授で、土佐伝統食研究会代表の松崎淳子さん(97)に、高知新聞メディア企画部の記者がサバと卵のおすしの作り方を教えてもらいました。
松崎さんは1926(大正15)年、高知市生まれ。高知女子大学(現在の高知県立大学)で40年以上調理学を教え、退官後も高知の食を発信し続けています。
松崎さんは、放送中のNHK連続テレビ小説「らんまん」で主演を務める神木隆之介さんにもおすしの作り方を教え、その様子は今年3月刊行のビジュアル紀行ガイド「かみきこうち」(NHK出版)に載っています。
記者も「ぜひ習いたい!」と、松崎先生のご自宅でサバと卵のおすしの作り方を教えてもらいました。高知新聞のYouTubeチャンネルにアップロードしている動画でご覧ください。(楠瀬健太)
動画で作ったおすしのレシピはこちら↓
●サバの仕込み
【材料】
・サバ半身1枚
・塩(3枚におろした身の8%)
・ゆの酢(魚の身が漬かる量)
【作り方】
①新鮮なサバを3枚におろして、腹の骨は取らずに振り塩(身側に分量の7割、皮に3割)をして、半日以上冷蔵する
②冷蔵したサバを流水で洗ってペーパーで水を拭い、ゆの酢にドップリと浸して1時間置く
③サバをゆの酢から取り出して、まず腹骨をすくい除き、中骨を切り除く
④背中の身は厚い方から切り込んで広げ、腹の身は三角状に切り込みを入れて広げ、ゆの酢に5~10分浸して取り出す
●すし飯
【材料】
・4合分のご飯
・★魚の身を浸したゆの酢70cc
・★砂糖120g
・★塩12g
・★ショウガ40g
・いりゴマ・お好みの量
【作り方】
①ショウガは細かくみじん切りにし、★の材料を合わせてすし酢を作り、熱いご飯に混ぜる
②よくご飯をかき混ぜてゴマも入れ、ご飯を冷ます(今回の動画では扇風機を使用)
●卵焼き
【材料】
・卵5個
・砂糖適量(動画では"大山盛り2杯")
・塩少々
【作り方】
①卵を割り、砂糖と塩を入れてよくかき混ぜる
②混ぜた卵をフライパンなどに流し込み、弱火でじっくり火を入れる
③適当なところでひっくり返し、両面を焼いて取り出す
●おすしの仕上げ
①切り開いてゆの酢に浸していたサバを取り出し、サバの皮を下にして広げた巻きすに置く
②1合分のすし飯の半量をサバの上に広げ、大葉を適量貼り付ける
③もう半分のすし飯を重ね、巻きすで棒状にキッチリとまとめる
④両端からはみ出すすし飯を整えて、巻きすを外す。サバの身の上に曙生姜(あけぼのしょうが、熱湯にサッと通した薄切りショウガを酢に浸したもの)を貼り付ける
⑤適当な大きさに切って、お皿に盛り付ける
⑥卵のおすしは1合分のご飯を焼いた卵に乗せ、ご飯にくぼみを作って大葉を適量入れ、巻きすで巻く