2022.10.24 08:40
朝ドラ「らんまん」高知ロケ最終、佐川町民28人のエキストラも満喫 明治初期の町並み再現
昔の町並みを再現しエキストラが多数出演した「らんまん」のロケ現場(写真はいずれも佐川町甲)
てんびん棒など小道具も精巧。昔の人がそのまま現れたよう
エキストラたちはスタッフから歩き方やしぐさの指示を受けながら、にぎやかな往来などの撮影に挑戦。ピリッとした現場に「カット! OK!」の声が響くと、緊張した顔が和らいでいた。
町娘役で出演した佐川小学校6年の和田陽愛(ひより)さん(11)は「昔の人になった気分で楽しい。どんな感じに映っちゅうか早く見たい」と喜んでいた。
この日は同町の青源寺などでも撮影し、1週間の高知ロケを締めくくった。ドラマのチーフ演出、渡辺良雄さん(57)は「天候にも恵まれ、順調に進んだ。伊尾木洞に差し込む光線や雄大な仁淀川をいい状態で撮れた」と満足げ。「自分の好きな植物研究に突き進んだ、牧野博士の人生の豊かさをドラマでも表現したい」と今後の撮影への意欲を語っていた。(楠瀬健太)