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2022.10.24 08:40

朝ドラ「らんまん」高知ロケ最終、佐川町民28人のエキストラも満喫 明治初期の町並み再現

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昔の町並みを再現しエキストラが多数出演した「らんまん」のロケ現場(写真はいずれも佐川町甲)

昔の町並みを再現しエキストラが多数出演した「らんまん」のロケ現場(写真はいずれも佐川町甲)

 高知県高岡郡佐川町出身の植物学者、牧野富太郎博士をモデルにしたNHK連続テレビ小説「らんまん」の撮影は23日、今回予定していた高知ロケの最終日を迎えた。同町中心部に明治時代初めの町並みを再現。当時の人々に扮(ふん)した町民エキストラ28人も出演し、まるでタイムスリップしたような雰囲気で撮影が行われた。

てんびん棒など小道具も精巧。昔の人がそのまま現れたよう

てんびん棒など小道具も精巧。昔の人がそのまま現れたよう

 らんまんの高知ロケは17日から、越知町の横倉山や安芸市の伊尾木洞、佐川町の佐川ナウマンカルストなどで行われてきた。23日は歴史的な町並みが残る同町上町地区の十字路で撮影した。前日から約2トンの砂をまいてアスファルト舗装を隠すなどして、幼少期の主人公が過ごした明治初めの町並みを再現。エキストラも午前5時過ぎには現場に集まり、町民や農民、町娘に〝変身〟した。

 エキストラたちはスタッフから歩き方やしぐさの指示を受けながら、にぎやかな往来などの撮影に挑戦。ピリッとした現場に「カット! OK!」の声が響くと、緊張した顔が和らいでいた。

 町娘役で出演した佐川小学校6年の和田陽愛(ひより)さん(11)は「昔の人になった気分で楽しい。どんな感じに映っちゅうか早く見たい」と喜んでいた。

 この日は同町の青源寺などでも撮影し、1週間の高知ロケを締めくくった。ドラマのチーフ演出、渡辺良雄さん(57)は「天候にも恵まれ、順調に進んだ。伊尾木洞に差し込む光線や雄大な仁淀川をいい状態で撮れた」と満足げ。「自分の好きな植物研究に突き進んだ、牧野博士の人生の豊かさをドラマでも表現したい」と今後の撮影への意欲を語っていた。(楠瀬健太)

高知のニュース 佐川町 街ダネ 牧野富太郎

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