民権運動１５０年を結社でたどる　高知城歴史博物館で企画展　５月２０日まで

2024.04.04 08:25

民権運動１５０年を結社でたどる　高知城歴史博物館で企画展　５月２０日まで　

高知新聞社

「懇親会席上演説絵馬」。演説会が飲食を伴って懇談しながら開かれた様子を伝える（写真はいずれも高知市の県立高知城歴史博物館）

　１８７４（明治７）年に板垣退助らが「民撰議院設立建白書」を提出してから１５０年。節目の年を記念した企画展「政社の時代～民権と反民権～」が、高知市追手筋２丁目の県立高知城歴史博物館で開かれている。「自由民権運動の中心地」と称されるほど運動が盛り上がった背景や経緯、板垣らの主張とは異なる反民権派の活動などを約６０点の資料から紹介している。５月２０日まで。

　「天下の輿論（よろん）が政治に反映されていないのは残念である」。専制的だった政府を批判する民撰議院設立建白書の序文（複製）を会場に展示。この建白書がきっかけとなり、…

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