2024.02.12 08:45
鳥毛ひねりで5000人を魅了 土佐三大祭りの秋葉まつり 高知県仁淀川町
勇壮な鳥毛ひねりで見物客を魅了した秋葉まつり(仁淀川町別枝=河本真澄撮影)
最終日は、別枝地区の3集落(沢渡、霧之窪、本村)が練り行列を編成。麓の岩屋神社から秋葉神社までの約3キロを、ご神体を載せたみこしとともにゆっくりと歩いた。
太鼓や笛などを響かせて山里を進んだ一行は、市川家や法泉寺、旧庄屋の中越家などで鳥毛ひねりや太刀踊りを披露。見物客から大きな拍手が送られた。
みこしの担ぎ手たちは「キョウサー、キョウサー」と威勢のいい声を響かせ、みこしを左右に揺らしてまつりを盛り上げた。
10年ぶりに来た前田実さん(69)=高知市=は「鳥毛ひねりがうまく決まって、子どもたちも元気に踊っていて見応えがあった。歴史のあるまつりをこんなに長く続けていて、すごい」。秋葉神社祭礼練り保存会の片岡和彦会長(72)は「関係者の協力があって今年も開催できた。踊り手の後継者不足という課題はあるが、今後も何としても続けていきたい」と話していた。(乙井康弘)