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2024.01.29 08:33

家が明るくなる時間を 訪問看護師 大原香音さん(22)高知市―ただ今修業中

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「利用者さん一人一人と誠実に向き合いたい」と話す大原香音さん(高知市内)

「利用者さん一人一人と誠実に向き合いたい」と話す大原香音さん(高知市内)

 聴診器を外し、ベッドの男性(52)のおなかを触って固さを確かめる。

 「腰の痛みは、1から10でどれぐらいですか?」

 高知市の市営住宅。男性は下半身不随で、4年前に車いすで転び、自力での起き上がりが難しい。施設を勧められたが、「自分でやれることはやりたい」と1人暮らしを選んだ。

 訪問は週2回。血圧や脈拍を測り、薬の効き目や困り事を聞き取る。気付いた注意点を、訪問ヘルパーらと共有するノートに書き込んでいく。

 「大阪の駅って、迷いますよねぇ」「晩ごはんは何食べるんです?」。男性の体を動かし、薬を準備する合間も会話が弾む。

 胸にあるのは「笑顔の看護師」だ。

 ◆

 日高村で暮らしていた小学2年のころ、…

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