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2023.12.27 09:22

正常化「タイミング近い」 金融政策、日銀主な意見

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 日銀本店

 日銀が今月18、19日開いた金融政策決定会合で、政策委員から物価安定目標の実現の確度はさらに高まっており「金融正常化のタイミングは近づいている」との意見が出ていたことが27日、分かった。他にも利上げのペースなどについて「議論を深めていくことが重要」などと正常化を意識した発言が相次いだ。日銀が会合で出た主な意見を公表した。


 日銀は賃金と物価がそろって上昇する好循環を重視。物価安定目標の実現の確度が十分に見通せるようになれば、利上げに当たるマイナス金利の解除など政策正常化に踏み出す見通しだ。主な意見では、2024年春闘を巡っては「賃金上昇率は(23年を)上回る蓋然性が高い」といった声が上がった。物価動向については「人件費を物価に転嫁する動きが広がっている」との意見があった。


 物価が大きく上昇するリスクは小さいため「慌てて利上げしないと後手に回る状況にはなく、少なくとも来春の賃金交渉の動向を見てから判断しても遅くない」などと正常化を急ぐべきではないと指摘する委員も複数いた。

(c)KYODONEWS

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