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2023.11.14 08:34

追手前OBが憧れの舞台「甲子園」で熱戦 先制点に大興奮 マスターズ大会 

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全国の元球児によるマスターズ甲子園。憧れの舞台で先制点を挙げて盛り上がる追手前OB(甲子園球場=楠瀬健太撮影)

全国の元球児によるマスターズ甲子園。憧れの舞台で先制点を挙げて盛り上がる追手前OB(甲子園球場=楠瀬健太撮影)

 全国の元高校球児が甲子園球場で試合をする「マスターズ甲子園」が11、12日行われ、高知県代表の追手前は和歌山県代表の日高中津分校と対戦した。試合は4―15で敗れたものの、先制点を挙げるなど見せ場もつくり、憧れの舞台ではつらつとプレーした。

 マスターズ甲子園は全国高校野球OBクラブ連合主催で2004年から開催。地方大会を制したチームが甲子園で1試合を戦う。高知県では昨年初めて予選が行われ、優勝した追手前の20~60代の50人がベンチ入りした。

 追手前にとって、前身の城東中が1947年に甲子園の土を踏んで以来の“聖地”。選手たちは「よっしゃ、頑張ろう」「緊張感を楽しんで」と互いを鼓舞して、プレーを楽しんだ。

 先攻の追手前は一回、1~3番の3連打でいきなり先制すると、ベンチも応援のスタンドも大盛り上がり。その後、リードを許す展開となったものの、「このままじゃ終わらんぞ」「逆転の追手前!」と勝利を信じてプレーし、六回に3点を返す粘りを見せた。

 谷村孝二・選手兼総監督(60)=同校校長=は「これまで想像の中だった甲子園のグラウンドだが、いつまでもここに立ちたい、いいプレーをしたいと思える場所だった。最後まで諦めない追手前らしい試合もできた」と感慨深げ。「現役の選手たちにはOBの思いも継いで頑張ってほしい」とエールを送った。(馬場隼)

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