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2023.10.04 05:27

供与の取締船、南シナ海へ 日本、インドネシア支援

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 3日、ジャカルタ北部の埠頭で開かれた取締船の到着式(共同)

 【ジャカルタ共同】インドネシア海洋・水産省は3日、ジャカルタ北部の埠頭で、中国漁船に対する警戒を念頭に日本から供与された漁業取締船の到着式を開いた。波の高い外洋でも活動できる60メートル級。南シナ海南端のインドネシア領への悲願の配備が実現する。海洋・水産省によると同海に配備する同省の船で最大級の主力船となる。


 配備海域となるナトゥナ諸島北方のインドネシアの排他的経済水域(EEZ)では中国の大型漁船が違法漁業を繰り返してきた。抑止力となる大きな船舶を欠き、対応に苦慮してきたインドネシアに対し、日本の支援姿勢を具体化した形だ。


 式典では金杉憲治駐インドネシア大使が「海上での法執行能力を高め、離島の漁民の安心につながると信じている」とあいさつ。海洋・水産省のアディン・ヌラワルディン海洋資源・漁業総局長は「違法漁業を撲滅するため、監視を強化する」と意気込んだ。


 日本の水産庁によると、船はかつて水産庁に所属していた「白萩丸」で全長63・35メートル、499トン。九州海域で中国など外国漁船の取り締まりに従事してきた実績を持つ。

(c)KYODONEWS

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