2023.09.30 08:40
【動画】らんまん「ありがとう」 最終回を見る会に神木隆之介さん、浜辺美波さんらサプライズ登場!牧野植物園も訪問
笑顔らんまん。牧野植物園職員と記念写真に納まる神木隆之介さん(前列左から3人目)、浜辺美波さんら(高知市五台山=森本敦士撮影)
佐川町出身の植物学者、牧野富太郎をモデルにした朝ドラ「らんまん」が29日、最終回を迎えた。高知市内でNHKが開いた「見る会」には、主役の神木隆之介さん、浜辺美波さんらがサプライズで登場。番組プロデューサーと一緒に県立牧野植物園も訪れ、「高知の方々の熱意と協力がなければドラマは実現しなかった」「本当にありがとう」。それぞれ感謝の言葉を重ねた。
らんまんは、幕末から昭和にかけて植物研究に人生をささげた槙野万太郎と、そんな夫を支えた寿恵子を軸に描いた。佐川町など県内各地でロケが行われ、4月3日から130話放送した。
最終回を見る会にサプライズで登場した神木隆之介さん(中央左)、浜辺美波さん(左端)。さらに前原滉さん(中央右)、前原瑞樹さん(右端)も現れて、会場を沸かせた(高知市本町4丁目の県民文化ホール=石丸静香撮影)
最終回。万太郎は完成した日本植物図鑑を寿恵子に手渡し、「愛しちゅう」と抱きしめた。当初の台本にはないせりふで、神木さんが「『必要じゃ』とかは寿恵ちゃんに言ったけど、ストレートな言葉では言ってない」と脚本家に提案して加えられたといった裏話を披露し、会場を沸かせた。
その後、出演者や番組プロデューサーら6人は、撮影を裏で支えてきた県立牧野植物園を訪問した。
園職員からスエコザサやトルコキキョウなどの大きな花束を渡され、ほほ笑み合う2人はドラマの夫妻そのもの。神木さんは「作品を通して植物に触れることができて幸せだなと思います」。浜辺さんも「植物の素晴らしさを一から教わっている気分でした。たくさんの方に愛していただける作品になった」「父と母が植物園に遊びに来ると言ってます」と語り、職員を喜ばせた。
県民を楽しませてくれた番組も、これでおしまい。「見る会」に参加した山本節美さん(73)=須崎市山手町=は「今まで見た朝ドラの中で最高」。自営業の大宮加菜子さん(38)=高知市朝倉丙=は「前向きで元気づけられ、毎日楽しみやった。土佐弁も自然で良かった」と余韻に浸った。
牧野植物園の川原信夫園長は「夢のような、冒険味あふれた半年間を過ごさせていただきました」とドラマに感謝。藤川和美・広報課長は「神木さんの花を見るまなざしは牧野博士のよう。博士も『よっしゃ、よっしゃ』って喜んでいるでしょう」。喜びいっぱいの顔を見せていた。(富尾和方、浜田悠伽)
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