2024年 07月21日(日)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.09.23 08:38

ふるさと納税全国一の北海道 潤う「超無名の町」企業進出も―ニュースを歩く

SHARE

都市部は財源流出、格差拡大
 総務省が先月発表した2022年度のふるさと納税の寄付総額は9654億円となり、3年連続で過去最高を更新した。地方では寄付を生かしたまちづくりを進める自治体がある一方、都市部では住民税の流出が止まらない。全国一の寄付を集める北海道を訪ね、制度のあるべき姿を探った。

 羽田空港から飛行機と車を乗り継いで約2時間。北海道東部にある白糠(しらぬか)町は、太平洋に面した人口約7千人の町だ。そんな「超無名の町」(町職員)が、昨年度は全国で4番目に多い148億円を集めた。昨年度までの寄付の累計額は498億円に上る。

 町は寄付を生かしてさまざまな振興策を打つ。約50億円を使い、22年に小中一貫校を開校、公営の塾も開いた。保育料に加え、高校生までは医療費や給食費も無料だ。地元の返礼品事業者も潤い、イクラやサーモン、ホタテなどの海産物を加工して出荷している。

全国から寄付を集める白糠町の返礼品(同町提供、コラージュ・松本康裕作成)

全国から寄付を集める白糠町の返礼品(同町提供、コラージュ・松本康裕作成)

 「東和食品」は15年度に1千万円弱だった返礼品関連の売り上げが、昨年度は約12億円に伸びた。部長の東良明さん(53)は「寄付者の意見を商品開発に生かしている。会社の売上高が100億円弱なので占める割合も年々大きくなっている」と話す。

■新たな働く場に
 企業進出も相次ぐ。

13日に落成式が行われた水産加工場(北海道白糠町)

13日に落成式が行われた水産加工場(北海道白糠町)

 9月13日。水産加工施設の落成式があり、棚野孝夫町長(73)が地元漁港で揚がった8キロのブリを前に熱く語った。「心待ちにしていた施設だ。町の1次産品に付加価値を付け、ふるさと納税の一翼を担ってもらいたい」

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 地域おこし ニュースを歩く 経済・産業

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月