自転車ヘルメットかぶってね　秋の交通安全運動スタート

2023.09.25 05:00

自転車ヘルメットかぶってね　秋の交通安全運動スタート

高知新聞社

取りしまりに向けて出発するパトカー（県庁）

　秋(あき)の全国(ぜんこく)交通(こうつう)安全(あんぜん)運動(うんどう)が２１日(にち)、高知(こうち)県内(けんない)で始(はじ)まりました。３０日(にち)までの１０日間(かかん)、警察官(けいさつかん)らが安全(あんぜん)指導(しどう)や安全(あんぜん)運転(うんてん)を呼(よ)びかけます。

　今年(ことし)、県内(けんない)では２０日(か)までに人(ひと)が亡(な)くなったりけがをしたりする事故(じこ)が６９９件(けん)起(お)きました。前(まえ)の年(とし)の同(おな)じ時期(じき)と比(くら)べて６１件(けん)増(ふ)えています。そのうち死者(ししゃ)は１４人(にん)、負傷者(ふしょうしゃ)は７６１人(にん)。死者(ししゃ)のうち高齢者(こうれいしゃ)は８人(にん)で、全体(ぜんたい)の５７・１％を占(し)めています。

　自転車(じてんしゃ)がからむ事故(じこ)は１７８件(けん)（前(まえ)の年(とし)の同(おな)じ時期(じき)と比(くら)べて３８件(けん)増(ぞう)）起(お)き、死者(ししゃ)は３人(にん)、負傷者(ふしょうしゃ)は１７２人(にん)。死者(ししゃ)はいずれもヘルメットをかぶっておらず、負傷者(ふしょうしゃ)も着用(ちゃくよう)していたのは２６人(にん)（１５・１％）でした。自転車(じてんしゃ)事故(じこ)のうち約(やく)９割(わり)が、自転車(じてんしゃ)側(がわ)にも何(なん)らかの違反(いはん)があったそうです。

　また、４月(がつ)から自転車(じてんしゃ)に乗(の)る人(ひと)すべてにヘルメット着用(ちゃくよう)が努力(どりょく)義務(ぎむ)化(か)されましたが、７月(がつ)の調査(ちょうさ)では着用率(ちゃくようりつ)は県全体(けんぜんたい)で２６・２％、高知(こうち)市内(しない)で１３・４％にとどまっています。こうしたことから期間(きかん)中(ちゅう)、警察官(けいさつかん)らが自転車(じてんしゃ)利用者(りようしゃ)に対(たい)し、ヘルメットの着用(ちゃくよう)や交通(こうつう)ルールを守(まも)るよう呼(よ)びかけます。

　県庁(けんちょう)では出発式(しゅっぱつしき)が行(おこな)われ、パトカー６台(だい)が取(と)りしまりに向(む)かいました。

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