長寿の動物をお祝い　高知市のわんぱーく

2023.09.21 05:00

長寿の動物をお祝い　高知市のわんぱーく

高知新聞社

長寿祝いのスイカをじーっと見つめるチンパンジーのタロー（高知市のわんぱーくこうちアニマルランド）

　敬老(けいろう)の日(ひ)の１８日(にち)、高知(こうち)市(し)桟橋(さんばし)通(どおり)６丁目(ちょうめ)の「わんぱーくこうちアニマルランド」で長寿(ちょうじゅ)のチンパンジーとツキノワグマを祝(いわ)うイベントが行(おこな)われました。

　オスのチンパンジーのタローは６０さい。寿命(じゅみょう)が４０～５０さいとされる中(なか)、国内(こくない)２位(い)のご長寿(ちょうじゅ)で、オスでは最年長(さいねんちょう)です。

　飼育員(しいくいん)が米(こめ)で「寿(ことぶき)」の文字(もじ)をかざり付(つ)けたスイカを用意(ようい)すると、タローは部屋(へや)でうろうろ、スイカをじーっ。食(た)べるのを待(ま)つ観客(かんきゃく)がいなくなると、両手(りょうて)にスイカをかかえて木(き)の上(うえ)へ。顔(かお)をつっこみ、むしゃむしゃとほお張(ば)りました。

　推定(すいてい)２９さいというオスのニホンツキノワグマのワカにも、来場(らいじょう)した子(こ)どもたちが大(だい)好物(こうぶつ)のはちみつをたっぷりかけたサツマイモケーキをプレゼント。平均(へいきん)寿命(じゅみょう)の２４さいをこえ、今年(ことし)の夏(なつ)、背中(せなか)にしゅようが見(み)つかり治(ち)りょう中(ちゅう)ですが、「足取(あしど)りは重(おも)くても食欲(しょくよく)旺盛(おうせい)」といいます。ケーキにそえた馬肉(ばにく)やゆで卵(たまご)もペロッと平(たい)らげ、子(こ)どもたちは「がんばってね」と温(あたた)かいはくしゅを送(おく)っていました。

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