高知工科大生と舟入小児童が取水堰の仕組み学ぶ　香美市

2023.09.18 05:00

高知工科大生と舟入小児童が取水堰の仕組み学ぶ　香美市

高知新聞社

山田堰井筋土地改良区を見学し、取水の仕組みについて学ぶ高知工科大学の学生と舟入小学校の児童（香美市土佐山田町神母ノ木）

　高知(こうち)工科(こうか)大学(だいがく)の学生(がくせい)と香美(かみ)市(し)の舟入(ふないれ)小学校(しょうがっこう)の４年生(ねんせい)が5日(か)、山田(やまだ)堰(ぜき)井(い)筋(すじ)土地(とち)改良(かいりょう)区(く)を見学(けんがく)し、農業(のうぎょう)用水(ようすい)を供給(きょうきゅう)する仕組(しく)みなどについて学(まな)びました。

　高知(こうち)工科(こうか)大(だい)の授業(じゅぎょう)「土佐(とさ)フィールド学(がく)」の一環(いっかん)。学生(がくせい)は香美(かみ)市(し)の郷土史(きょうどし)を学(まな)びながら、地域(ちいき)の課題(かだい)を解決(かいけつ)する方法(ほうほう)を探(さぐ)っています。今回(こんかい)は、学校(がっこう)で野中()兼山()について習(なら)う児童(じどう)と、世代(せだい)をこえた学(まな)びの機会(きかい)をつくろうと企画(きかく)しました。

　学生(がくせい)ら約(やく)５０人(にん)が「堰(せき)から取水(しゅすい)した水(みず)は香美(かみ)、南国(なんこく)、高知(こうち)市(し)まで送(おく)る」「２４時間(じかん)体制(たいせい)で管理(かんり)している」などと改良(かいりょう)区(く)の職員(しょくいん)らから説明(せつめい)を受(う)け、取水(しゅすい)ゲートを動(うご)かす油圧(ゆあつ)ユニットや操作盤(そうさばん)を見(み)て回(まわ)りました。

　参加(さんか)した尾()立()智哉()さん（９）は「堰(せき)の仕組(しく)みが分(わ)かって、身(み)の回(まわ)りの水(みず)が使(つか)えることが当(あ)たり前(まえ)じゃないことに気付(きづ)いた」と話(はな)していました。

　学生(がくせい)らは今後(こんご)も小学生(しょうがくせい)と交流(こうりゅう)を深(ふか)めながら、地域(ちいき)の活性(かっせい)化(か)に役立(やくだ)つ資源(しげん)などについて学(まな)びを深(ふか)めます。

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