「みんなが表現者」　映画監督・安藤桃子さんが授業　南国市の大篠小

2023.09.15 05:00

「みんなが表現者」　映画監督・安藤桃子さんが授業　南国市の大篠小

高知新聞社

児童の質問に答える安藤桃子さん（南国市大そね甲の大篠小学校）

　高知(こうち)県(けん)在住(ざいじゅう)の映画(えいが)監督(かんとく)、安藤()桃子()さん（４１）が７日(か)、南国(なんこく)市(し)大(おお)そね甲(こう)の大(おお)篠(しの)小学校(しょうがっこう)で出前(でまえ)授業(じゅぎょう)を行(おこな)い、６年生(ねんせい)約(やく)１３０人(にん)に「みんなが創(つく)り手(て)になれる時代(じだい)。生(う)まれてきた人(ひと)たちはみんな表現者(ひょうげんしゃ)」と語(かた)りかけました。

　古里(ふるさと)をテーマにした総合(そうごう)的(てき)な学習(がくしゅう)の一環(いっかん)で、県外(けんがい)から移住(いじゅう)した安藤()さんに高知(こうち)のみりょくや映画(えいが)監督(かんとく)としての志(こころざし)を話(はな)してもらおうと、大(おお)篠(しの)小学校(しょうがっこう)が招(まね)きました。

　安藤()さんは、映画(えいが)について「テレビは不特定(ふとくてい)多数(たすう)に届(とど)くけど、映画(えいが)は『よし行(い)こうか』と思(おも)わせないといけない」と難(むずか)しさを説明(せつめい)。「同(おな)じ絵(え)でも人(ひと)によって感(かん)じ方(かた)がちがう。映画(えいが)もいっしょ。見(み)る人(ひと)の感性(かんせい)と心(こころ)が反応(はんのう)して、初(はじ)めてアートになる」と話(はな)しました。

　高知(こうち)県(けん)に移住(いじゅう)した理由(りゆう)を問(と)われると、「山(やま)、川(かわ)、海(うみ)全部(ぜんぶ)あって、風(かぜ)が生(い)きちゅうと感(かん)じる。独(ひと)りぼっちだと思(おも)うことがなくなった」とにっこり。「いつかみんなと映画(えいが)を作(つく)ってみたい」と夢(ゆめ)を語(かた)りました。

　安藤(あんどう)さんは、子(こ)どもたちが制作(せいさく)した学校(がっこう)の紹介(しょうかい)動画(どうが)についてもアドバイス。「リアルな音(おと)を出(だ)すと、より立体(りったい)的(てき)になる」などと伝(つた)えました。

　西村()来()優()さん（１２）は「県外(けんがい)の人(ひと)から見(み)ても、高知(こうち)ってすごいところなんだって思(おも)えた。動画(どうが)のアドバイスももらえたので、カメラワークや文字(もじ)入(い)れも工夫(くふう)したい」と話(はな)していました。

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