2023.06.06 08:19
「EINEE高知」始動 高知県特化型のクラウドファンディング 地域振興の取り組みを支援
「EINEE高知」の支援の流れ
近年、県内でも数多くのプロジェクトが公開されて目標を達成。CFの認知度は高まり、定着しつつあります。
EINEE高知は、県内で多くの人々から「いいね!」と思ってもらえる取り組みや活動を増やしていこうと、土佐弁の「えいねぇ」を採用。若い人や県外の人など、より多くの人に親しんでもらえるよう「EINEE」とアルファベットで表現した「高知県特化型」のCFです。
CF大手のREADYFORが特設ランディングページを展開し、選択したプランに応じてプロジェクト開始までの支援を受けられるほか、公開されたプロジェクトは高知新聞社が取材。紙面やデジタルを使って発信し、四国銀行も支援していく仕組みです。
高知新聞社の記者が取材し、紙面(右)やデジタル(左)で情報を発信します
対象となるプロジェクトは「高知県の地域・経済に寄与する活動」で、設定した目標金額に達した場合に成立する「All or Nothing型」と、目標金額に達さなくとも成立する「All in型」の2種類。
目標金額やリターンの設定などについて四国銀行やREADYFORから支援を受けられる「フルサポートプラン(手数料20%、最低手数料20万円+税)」と、実施者自身でプロジェクト公開まで進む「シンプルプラン(手数料15%+税)」があります。
EINEE高知の利用を希望したり、検討したりする場合や、プロジェクトの相談はEINEE高知のウェブサイトで受け付けています。
「森の家」目標達成 2件目計画公開中
支援を募集しているプロジェクトの情報は、特設ページで随時更新中です。
第1弾は、いの町清水上分の「グリーンパークほどの」に「森の家」を造る計画でした。町内の有志でつくる「グリーンパークほどの活性化協議会」が、山を自由に楽しむシンボルとして一般からのアイデアを基に「森の家」を建設する取り組みで、600万円を目標に4月17日から始まり、5月末までに総額714万8千円の支援が集まりました。
【達成しました】仁淀ブルーの聖地「にこ淵」を育む程野に「森の家」造ろう! いの町で計画「山の価値創造する場に」
活性化協議会のメンバーで町観光協会の竹村健吾さん(40)は「クラウドファンディングの支援を通して、森を思い、応援してくれる仲間が増えていると感じ、うれしかった。来年6月をめどに『森の家』を完成させ、多くの人が森に入り、親しむきっかけをつくっていきたい」と話しています。
現在は2件目となる、いの町神谷地区の活性化を目指すプロジェクトが公開中。支援はインターネットを通じ、どなたでも可能です。地域に貢献する取り組みへ、多くの支援をお待ちしています。(メディア企画部)
■山間集落「神谷」の魅力伝えたい 東京や大阪で展覧会を計画 いの町の「地域研究ユニット・タテマエ」