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2023.06.05 08:15

植物学の雑誌を作る!意気込む万太郎たち 牧野富太郎も石版印刷所で修業 【復刻連載記事】日本植物誌作りたい

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「植物学雑誌」の表紙

「植物学雑誌」の表紙

 朝ドラ「らんまん」の万太郎(神木隆之介)が石版印刷所で働き始めました。昼間は東大の植物学教室に通い、夜は印刷所で見習い修業です。万太郎は植物学の雑誌を刊行するために奮闘しています。

「らんまん」をもっと深く、もっと楽しく! 牧野富太郎博士の特設サイトはこちら!

 実際の牧野富太郎も植物学教室に出入りを始めてから間もないころに「植物学雑誌」を編集して刊行しました。ドラマと同じように植物学教室の2人の学生、市川延次郎と染谷徳五郎と雑誌を作りました。それは「植物学雑誌」として1887(明治20)年に刊行されます。この創刊号に、牧野は「日本産ヒルムシロ属」と題した論文を掲載しました。ヒルムシロとは池や水田に生える水草です。ドラマにも登場しましたね。

 なぜ牧野博士は石版印刷所に通ってまで、その印刷技術を学ぼうとしているのでしょう? 過去の高知新聞連載記事を復刻しました。

日本植物誌作りたい「淋しいひまもない 生誕150年牧野富太郎を歩く」(26)
 東大という最高学府に出入りするようになっても、牧野富太郎は何ら臆(おく)することなく、持ち前のバイタリティーを存分に発揮した。 

 ところが、その活力とそこから生まれる実績が、やがて一つの「事件」を引き起こす。…

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高知のニュース WEB限定 牧野富太郎

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