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2023.04.26 17:07

【島崎和歌子さん、あさイチ出演】民権ばあさん登場!モデルは楠瀬喜多「納税しているのに選挙権がないのはおかしい」

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高知市の自由民権記念館で再現した活動の様子

高知市の自由民権記念館で再現した活動の様子



 本日の「らんまん」。東京から佐川に帰郷した万太郎が出くわしたのは、憲法制定、国会開設、男女同権などを訴える「自由民権運動」の演説会でした。万太郎(神木隆之介)は呆然とした様子でしたが、姉の綾(佐久間由衣)には響くものがあったようですね。

 そして楠野喜江(島崎和歌子)も登場しました。彼女のモデルは「民権ばあさん」こと楠瀬喜多(1836〜1920年)だと考えられます。喜多は板垣退助に共鳴して自由民権運動に参加します。夫を亡くしてから戸主として税金を払い続けていたことから、明治11年区会議員選挙の投票に行きましたが、女性には投票権がないと拒まれてしまいました。

 納得できない喜多は、税金を払うことをやめてしまいました。県からの催促に対しては「納税しているのに女だから選挙権がないのはおかしい。本来、権利と義務は両立するものだから、選挙権がないなら納税しない」と県に書面を提出したそうです(高知市の自由民権記念館の説明資料から)。

 綾もまた「女は酒蔵に入れない」などという古いしきたりに疑問を抱いています。楠野喜江は聴衆の中から綾の姿を見つけて声をかけました。

 〈ちょっとちょっと! あんた! こりゃね、おなごの話でもあるきよ。ほんじゃき、おなごこそ今からほんまに生きんと! 演説会で待ちゆうき〉

 さて、次回以降はどうなるのでしょう。

 実は牧野富太郎博士も自由民権運動に深く関わっていた時期があります。そのことを詳しく紹介した記事がありますので、どうぞお読みください。
 若き牧野富太郎「人間は自由で平等」 民権運動にのめり込む―ドラマティックMAKINO!

「らんまん」をもっと深く、もっと楽しく! 牧野富太郎博士の特設サイトはこちら!

高知のニュース WEB限定 牧野富太郎

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