2023.04.18 08:45
「おまんは・・・誰じゃ?」 朝ドラ「らんまん」に登場したジョウロウホトトギスはどんな花?【web限定】
その美しさから貴婦人を意味する「上﨟(じょうろう)」から名が付いたジョウロウホトトギス(2021年10月に佐川町の牧野公園で撮影)
「おまんは・・・誰じゃ?」「わしを呼んでくれたのう」
高知県出身の植物学者、牧野富太郎博士を主人公のモデルにしたNHK連続テレビ小説「らんまん」。第3週のタイトルになっている黄色い花「ジョウロウホトトギス」が、11話の冒頭から登場しました。牧野博士が明治時代の中頃に高知県越知町の横倉山で発見、和名を命名したユリ科の多年草です。
ドラマの中では、神木隆之介さん演じる主人公の槙野万太郎が山中で発見。釣り鐘状の黄色い花が縦に並ぶその美しさに見とれ、大事に抱えて持ち帰ります。
実際の牧野博士も、花の上品な美しさから上﨟(じょうろう=宮中に仕える貴婦人)の名を付けたそうです。
高知県内では横倉山のほか、高知市の県立牧野植物園や佐川町の牧野公園などで10月ごろ開花し、高知新聞の記事でもたびたび紹介しています。
ジョウロウホトトギスあでやか 高知県佐川町の牧野公園
ジョウロウホトトギス―マキノの庭(41)
本紙記者が県内で撮影したジョウロウホトトギスの写真特集もどうぞ!
牧野富太郎博士の出身地、佐川町の牧野公園で咲くジョウロウホトトギス(2021年10月撮影)
黄色い釣り鐘状の花が美しい(高知市の県立牧野植物園で2022年10月撮影)
黄色い釣り鐘状の花が美しい(高知市の県立牧野植物園で2022年10月撮影)
花の中をのぞき込むと、無数の紫色の斑点が見える(高知市の県立牧野植物園で2022年10月撮影)
「らんまん」をもっと深く、もっと楽しく! 牧野富太郎博士の特設サイトはこちら!