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2023.04.09 08:40

牧野博士ゆかりの山歩こう ツツジなど楽しむ4・5キロ、ガイドが案内 4/15高知県土佐市

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牧野富太郎博士が歩いた青龍寺道の魅力を伝えるガイドメンバーたち(土佐市塚地)

牧野富太郎博士が歩いた青龍寺道の魅力を伝えるガイドメンバーたち(土佐市塚地)

 佐川町出身の植物学者、牧野富太郎博士が採集に訪れた土佐市の山あいを巡るハイキングが15日、同市の遍路道「青龍寺道(塚地坂)」で行われる。地元ガイドが案内し、博士が描いた絶景ポイント、命名したツツジなどを楽しむ約4・5キロの道のり。県などが行う観光博覧会「牧野博士の新休日」の一環で、メンバーは「博士も訪れた場所を一緒に歩きませんか」とアピールしている。

 青龍寺道は四国霊場35番札所・清滝寺(高岡町丁)から36番札所・青龍寺(宇佐町竜)までの遍路道(約18キロ)の一部で、塚地峠を中心にしたルート。土佐市を訪れた牧野博士は、青龍寺道から眺めた宇佐港の風景をスケッチした記録(1884年)も残している。

 2016年、国の史跡に指定されたのを機に、有志でつくるガイドチームが、その歴史や自然を紹介するツアーを実施してきた。今回は、市観光協会職員の野瀬真希さん(42)が企画。他のメンバーと、草花ガイド養成の研修会に参加したり、専門家と現地を歩いたりして、植物の知識や博士の人物像を学んできた。

 青龍寺道では、春は赤や濃いオレンジのオンツツジ、ピンクや白のシハイスミレなどが見頃になる。今後は、季節によって変わる植物を紹介する通年のイベントを計画しており、今回が第1弾になるという。

 チームの浜田和大会長(70)は「勾配はさほどきつくなく距離も短いので気持ちよく歩ける」とPR。当日は午前8時50分までに塚地峠休憩所に集合。参加費は1人3千円(和菓子付き)。定員15人。申し込みの締め切りは12日。問い合わせは市観光協会(088・881・3359)へ。(谷川剛章)

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