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2023.04.06 08:37

障害者施設が牧野グッズ 高知県内4事業所がコラボ コースター・お箸など13品

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牧野博士にちなんだデザインを施した木のコースターやお箸

牧野博士にちなんだデザインを施した木のコースターやお箸

 障害がある人が働く高知県内の就労継続支援事業所4施設が共同で、牧野富太郎博士にちなんだ木工商品を作った。コースターやお箸など全13品で、4月半ばごろには土産物売り場などに並ぶ予定。事業所職員らは「木の温かみを生かした。牧野博士の顕彰に協力したい」と力を込めている。

 複数の事業所が共同で仕事を受けたり営業したりできるよう、県が昨年度から体制整備を進める「共同受注窓口」の取り組みの一環。県内約130事業所のうち、木工製品を手掛ける小高坂更生センター(高知市越前町2丁目)、安芸市ワークセンター(安芸市宝永町)、山ももの家(須崎市安和)、さくら福祉事業所(佐川町甲)が参加した。

 牧野博士がモデルのNHK連続テレビ小説「らんまん」に合わせた商品で、博士が描いた植物画や、手紙などで用いた「の」の字をぐるぐる巻きにしたサインなどを活用。各事業所がレーザー加工や印刷などの得意技術を生かし、1点ずつ丁寧に仕上げている。

 希望小売価格はコースター660円、お箸880円(2膳1650円)。ほかに置き時計(3300円)もある。窓口を運営する県社会就労センター協議会の藤田祐伸会長は「知恵と技術を出し合い、自信の持てるものができた。県内の皆さんや観光客に手に取ってほしい」と話している。(松田さやか)

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