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2023.03.14 08:29

「らんまん」深く、楽しく 牧野富太郎の特集サイト開設 関連記事を集約、記者がドラマ語る新コーナーも―デジタルPlus

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牧野富太郎博士に関連する記事を集めた特設ウェブサイトのトップページ

牧野富太郎博士に関連する記事を集めた特設ウェブサイトのトップページ

 牧野富太郎博士をモデルとするNHK連続テレビ小説「らんまん」がいよいよ始まります。昨年2月にドラマ制作が発表されてから博士への関心はさらに高まり、関連する記事も続出しています。本紙ウェブサイト「高知新聞Plus」は、14日に「牧野富太郎特設サイト」を開設しました。ウェブ限定の長期連載「シン・マキノ伝」や、博士にちなんだスイーツやグッズを紹介する「おいしいマキノ」など、カテゴリーを設けて関連記事をまとめています。新企画として担当記者らがドラマをあれこれ語るコーナーも準備中です。ぜひ特設サイトをご覧ください。

 カテゴリーの内容を幾つか紹介しましょう。まずは「イチオシ☆イマオシ」。これまでに掲載した記事などから今、読んでもらいたいものをピックアップしていきます。初回は「雑草という名の草はない」という名言の由来を追った昨年8月の記事です。この名言は植物分類学者としての博士の自負を象徴的に表したものですが、これまで根拠となる史料がなく、県立牧野植物園も博士の言葉とするかどうか、慎重に扱ってきました。それが東京の練馬区立牧野記念庭園の田中純子学芸員らの調査によって“証明”されたのです。

 続いては、高知新聞社が展開しているキャンペーン企画「ドラマティックMAKINO!」の記事やイベントを紹介するカテゴリーです。今年1月1日付特集面に掲載した主演・神木隆之介さんのロングインタビュー、女中「たま」役で出演する高知市出身の中村里帆さんの喜び弾ける表情と言葉を伝える記事などを収めています。

 ドラマでは自由民権運動も描かれます。博士も若い頃には、この政治運動に身を投じていました。どんな関わり方をしていたのでしょう? 史実を検証した記事もあります。そしてドラマは植物分類学者の仕事を伝えるものでもあります。ドラマの植物監修を手掛ける、一線で活躍中の植物分類学者へのインタビューもあります。

 続いてのカテゴリーは…博士の好きな食べ物は牛肉でした。食後はトマトに酢をかけて食べていて、それが長寿の秘訣(ひけつ)だとも語っていました。コーヒーも大好きで、自ら豆をブレンドし、ドリップしていたそうです。そんな博士にちなんだドリンクやスイーツなど、さまざまな商品が相次いで発売されています。「おいしいマキノ」と題して集めています。

 そして、ドラマはもちろんフィクションです。それでは真実の牧野富太郎は、どんな人物であり、何を成し遂げたのでしょう? 博士を長年にわたって研究してきたのが、田中学芸員です。牧野人物研究の第一人者である田中さんによる評伝「シン・マキノ伝」がウェブサイトで連載中です。幼少時代から始まって青年・壮年期を丹念にたどり、現在、60代となった博士の業績とエピソードを本紙ウェブサイトのために書き下ろしています。ぜひ牧野博士の最新評伝をお読みください。

 ドラマの内容を踏まえながら、本紙担当記者らがあれこれと語る企画「ちっくと言わせて! 今週のらんまん」も始めます。どんな内容になるのか手探りではありますが、私たちも博士のドラマを存分に楽しみながら、いろいろなことを伝えていきます。

 「らんまん」をもっと深く、もっと楽しみましょう。「牧野富太郎特設サイト」はこちらからどうぞ。(竹内一)

高知のニュース デジタルPLUS 高知新聞からのお知らせ 牧野富太郎

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