2023.03.02 19:16
着床前検査、先進医療に 厚労省会議、阪大が申請
厚生労働省の専門家会議は2日、流産を防ぐために受精卵の染色体異常を調べる「着床前検査」について、保険診療と併用できる「先進医療」として認めた。大阪大病院が申請していた。着床前検査は自費だが、それ以外の体外受精に伴う費用は保険が適用されることになる。
検査は、体外受精した受精卵が一定程度成長した段階で細胞の一部を取り出し、染色体の数に過不足がないかを調べる。数に異常があれば、移植しても着床しないか流産となる可能性があるため、正常なものを選んで子宮に移植する。
大阪大病院は日本産科婦人科学会の指針に沿って臨床研究として実施する。