2023.02.24 08:35
プロダンサーが高知県の高校生を熱血指導 Dリーグの6人が3校訪問
土佐女子中高生にダンスを教えるAGEHAさん=左手前=とHarutoさん=左奥(高知市の土佐女子中高)
日本発のダンスのプロリーグ「D.LEAGUE」に参戦する「SEPTENI RAPTURES(セプテーニ・ラプチャーズ)」のメンバーが23日、高知県内3高校でダンスレッスンを行った。切れのある動きとともに熱血指導を受けたダンス部員らは「プロはリズム感が全然違う!」と刺激を受けていた。
2021年に東京で始まった同リーグには12チームが参戦。チーム戦による対戦形式でダンスの出来栄えを競っている。昨年11月、高知市で行われたスポーツイベントでメンバーが講師役を務めたのが縁で、学校訪問が実現した。
この日は、メンバー6人が高知中央高校や中村高校など3校を訪問。同市の土佐女子中高校では、AGEHAさん(19)と、Harutoさん(21)がワークショップを行った。
鏡の前で手本を示しながら、ヒップホップの基本的なステップなどをレクチャー。「脇を大きく広げることで、体を大きく見せられる」(Harutoさん)、「腰の動きを頑張るとか、何かひとつ、今日の目標を立てて取り組めば、上達が早いよ」(AGEHAさん)などとアドバイスしていた。
2年の久万喜鈴さん(17)は「動きと動きの合間に制止することの大切さとか、普段意識していないことを学べた」と話していた。
メンバーたちは24日も芸西小、土佐町小、長岡小でワークショップを行う。
また、チームの運営会社PERFは同日、県とダンスを通じたスポーツ振興の連携協定を結ぶ。同社の柳裕貴社長は「地元の協力を得ながら、スポーツとしてのダンスを盛り上げたい」としている。(山下正晃)