2023.02.22 08:36
スーパーに〝水族館〟登場 大篠小3年生が企画 学校近くの用水路にいた魚たちを展示 南国市
用水路にすむ魚を説明する児童(南国市後免町)
八つの水槽の中で泳ぐのは、ゴリやカワムツなど約10種。地域の宝を見つける総合学習の中で、2クラスの児童が学校そばの用水路で捕まえ、教室で飼っていた。中には県レッドリストで絶滅危惧Ⅰ類に分類されているミナミメダカなどの希少生物も。多様な生き物が地域の宝だと気付いた児童たちは、多くの人に知ってもらおうと、スーパーでの展示を決めた。
この日はテープカットの後、児童が買い物客らを案内した。「カワムツは泳ぐスピードが速い」「サワガニは岩の隙間が好き」などとそれぞれの特徴を説明。外来種を放したり、ごみを捨てたりしないことなど環境保護の大切さも訴えた。
説明を受けた同市の井口真智子さん(40)は「こんなに生き物がいるとは知らなかった。環境を守る大切さを子どもたちに教えてもらいました」。館長の高橋右匡(うきょう)君(9)は「100年先も生き物がすめる用水路だったらいいなと思います」と話していた。児童のガイドは22、24、27の各日午前10時50分~11時20分にも行われる。(上野芙由子)