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2023.02.07 08:35

渋谷に富太郎の精密図 「牧野植物園がやってきた展。」 糸井重里さん主宰「ほぼ日」企画 3/5まで

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牧野博士の植物図や標本写真が展示されたほぼ日の「牧野植物園がやってきた展。」(東京・渋谷の「渋谷パルコ」)

牧野博士の植物図や標本写真が展示されたほぼ日の「牧野植物園がやってきた展。」(東京・渋谷の「渋谷パルコ」)


 牧野富太郎博士の魅力を紹介する「牧野植物園がやってきた展。」が東京・渋谷の渋谷パルコで開催されている。糸井重里さんが主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」の企画で、博士の精密な植物図、写真家の菅原一剛さんが撮影した植物標本、牧野博士の植物図をデザインした手帳などが展示販売されている。入場無料。3月5日まで。

 「ほぼ日」では、牧野博士が描いたヤマザクラの植物図を表紙デザインとした手帳を2019年に発売した。学術的な植物図でありながら、牧野博士の超人的な技巧によって細密に描かれた絵が注目され、すぐに完売。追加販売をするほどの人気商品となった。

 今回のイベントは県立牧野植物園(高知市)の協力を得て開いた。同園が所蔵する牧野博士の植物図の複製50点以上を展示するほか、博士の業績や印象的な言葉などが紹介されている。

牧野博士生誕160年を記念した高知新聞の牧野標本ラッピング紙面も紹介された

牧野博士生誕160年を記念した高知新聞の牧野標本ラッピング紙面も紹介された

 牧野博士生誕160年となった昨年4月24日に発行された、高知新聞のラッピング紙面復刻版の無料配布(先着4千人)も行われている。

 当日の本紙を包み込んだのは写真家の菅原さんが撮影した牧野博士の桜の植物標本。菅原さんのオリジナルプリントによる桜の標本写真が展示されているほか、「ほぼ日」特別版として新たにプリントしたノジギク、ヒメアジサイ、ハマダイコンなど牧野標本作品が展示販売されている。

 物販コーナーでも牧野博士をモチーフとする多彩なグッズを販売。4月始まりの「ほぼ日手帳」牧野博士バージョンの新作、下敷きや方眼ノートが並んでいる。カフェコーナーでは、牧野博士ゆかりの植物を使った仁淀川町「トレトレ」のブレンドハーブティーも提供されている。

 展覧会の担当者は「牧野博士は社内にもファンが多く、いつか一緒にイベントをと考えていました。朝ドラ決定前からの企画でしたが、タイミングも良かった。この会場が高知のすてきな牧野植物園を訪れてくれるためのイントロダクションになればいいなと思っています」と話している。(竹内一)


▼▼会場の様子など、さらに詳しく紹介しています▼▼
【紙面より詳しく!】ほぼ日が「牧野植物園がやってきた展。」牧野博士の植物図や標本写真、新作手帳やブレンドティーも 渋谷パルコで3/5まで

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