2023.01.13 18:13
妊婦向けサイトで情報提供 体制拡大の新出生前診断
妊婦や一般向けに新出生前診断に関する情報を提供している日本医学会の運営委員会のウェブサイト
妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べる新出生前診断(NIPT)について、日本医学会の運営委員会は13日までに、ウェブサイトで妊婦や一般向けに詳しい情報提供を始めた。委員会は昨年、認定の施設を増やすなど実施できる体制を拡大しており、検査を受けるかどうか考えるのに役立つ情報を届ける狙い。
サイトを取りまとめた出産ジャーナリストの河合蘭さんは「赤ちゃんの病気の種類や妊娠中にはどのような検査が受けられるのか、妊婦が正しい情報を知った上で考える材料にしてほしい」と話している。
NIPTは妊娠初期の妊婦の血液から、ダウン症などの原因になる染色体異常の有無を判定する。