2022.12.31 08:35
高知・宿毛市のイチゴ農家が収穫に精 農業公社で栽培研修終え就農
赤く色づいたイチゴを収穫する平岡美香さん(宿毛市二ノ宮)
公社は同市やJA高知県の補助を受け2019年に発足。最長2年の栽培研修を行っており、これまでに研修を終えた4人が市内で就農した。
愛媛県から移住し、昨夏独立した平岡美香さん(38)は、夫の豪さん(49)と共に同市二ノ宮の13アールのハウスで「さがほのか」と「紅ほっぺ」の2種類を栽培。28日は日の出前に収穫を始め、赤く色づいた実を一つ一つ手でひねって摘み取っていった。
2時間半で収穫した約30キロのイチゴは、その日のうちにパック詰めし市内のスーパーなどに卸した。収穫は来年2月に最盛期を迎え、5月まで続くという。
美香さんは化学肥料を極力使わない栽培に取り組んでおり、「子どもに安心して食べてほしい。今年もおいしく実った」と満足げ。「ご近所や先輩農家の支えがあるから頑張れている」と話していた。(坂本出)