2022.11.22 08:45
牧野富太郎博士の少年時代、ミュージカルで描く 小中生34人練習に熱 11/27佐川町
ミュージカル本番に向け練習する子どもたち(佐川町総合文化センター)
同ミュージカルは、高知市のテノール歌手、Toshiさんが台本、演出を手掛け、同町の合唱団員らが2012年に牧野博士の生誕150年を記念し上演した。今回は生誕160年に合わせてNPO法人「佐川町さくらスポーツクラブ」が再演を企画し、出演する子どもたちを公募した。
劇中で牧野博士は、草花の創造神が植物の大切さを伝えるため人間界へ送り込んだ「草花の精霊」という設定。幼少期の博士が使命に目覚め、植物研究の道へ進む決意をするまでの物語を、子どもたちが歌やダンスを交えて演じる。
5月から週1回のペースで続けてきた練習は仕上げの段階。20日は町総合文化センターで、子どもたちがToshiさんの指導の下、ピアノ伴奏に合わせて歌ったり、ダンスの動きを合わせたりしていた。
牧野博士役の斗賀野小6年、山内季葉(ときは)君(11)は「植物のことを広めるぞっていう牧野さんの思いを乗せ、生き生きと歌いたい」と張り切っている。
当日は午後2時開演。入場料は大人千円、高校生以下無料。問い合わせは同NPO(090・7143・6110)へ。(楠瀬健太)