2022.10.28 08:35
池谷・関彗星の曲初演奏 香美市の女性 10/30 関さん講演会
楽曲「イケヤ・セキ」のキーボード演奏に臨む佐々木衣織さん(香美市香北町美良布)
楽曲は同年の彗星出現後、キューバの作曲家、ホセ・カレヨさん(故人)が作り、関さんに楽譜を贈った。楽譜は手書きで、「彗星のニュースを知り、即興で作曲した」との注釈が付けられていた。
関さんはギターで演奏に挑戦したが、メロディーを追うのがやっとの難曲だったそう。これまではパソコンを使って曲が再現されたことがあるだけで、今回は講演会関係者が会場で初の楽器演奏を披露しようと企画。かつて音大でピアノを専攻していた佐々木さんに白羽の矢が立った。
佐々木さんは「宇宙を思わせる和音や東洋的なメロディーがあり、とても不思議な曲」と表現。本来はキーボードだけでなく複数の楽器で演奏する曲のため、当日は録音分と生の“二重奏”を行う予定で練習に励んでいる。
講演会は高知市桟橋通4丁目の市立自由民権記念館で30日午後3時から。問い合わせは県文教協会(088・824・5451)へ。(福井里実)