2022.08.21 08:23
ソフトボール 岡豊16強入り 執念の勝ち越し【四国インターハイ】
【2回戦 岡豊―下妻二】7回表岡豊無死一塁、松本が左越えに適時三塁打を放ち、4―3と勝ち越す(春野ソフトボール専用球場=佐藤邦昭撮影)
先頭の2番小松は「死球でもいいから塁に出る」と、際どい球を見極めて2ボール。3球目、今度は真ん中の甘い球にバットを合わせると、ダイビングキャッチを試みた相手中堅手のグラブをかすめる安打になった。
続く3番松本は1ボール1ストライクから、外角高めのライズボールを振り抜き左越え三塁打で、まず1点勝ち越し。「(小野)彪雅(ひゅうが)が頑張ってるんで。走者をかえすだけ」。そして4番島崎は「三振だけは駄目。最低でも前に飛ばす」と初球攻撃。浅い右飛だったが、三走松本の思い切った本塁突入で犠飛となり、貴重な2点目が入った。
岡豊は21日の3回戦で日向工(宮崎)と対戦する。1998年、前回の四国インターハイ決勝で敗れた因縁の相手だ。当時のエースが父である右腕小野は「打たれても野手の正面に飛ぶようなピッチングをしたい」と気を引き締めた。(井上太郎)