2022.08.03 08:35
高知県内3小制作のアニメ上映へ 京都のイベント 児童が地域の魅力紹介
アニメづくりに取り組む大篠小児童=1月、南国市の同校(同校提供)
大篠小(南国市)の「【大篠の宝物】やまちょう:3年3組」(約2分、2022年)、越知小(高岡郡越知町)の「美しい仁淀川」(約5分、20年)、大月小(幡多郡大月町)の「大月の宝物―The Treasures of Otsuki―」(約8分、16年)の3作品。
大篠小の作品は、閉店した近くの駄菓子屋の復活を願う物語。越知小は自然豊かな仁淀川、大月小は柏島の海や郷土料理などを紹介。いずれも地域の魅力を伝えている。
各作品は、アニメを通じた教育を広めている「あにめのいろは」(大月町一切)代表の間崎真由子さん(42)らの指導を受けながら、児童がストーリーを考案。手描きのキャラクターを少しずつ動かして撮影するこま撮りやナレーション録音、BGM演奏などに取り組んだ。
同上映会には、映像作家や団体などから90以上の出品があり、選考の結果、3作品を含む74作品が上映されることになった。主宰者は「面白さや独自性などに注目した。考えや思いを映像で表現するため、アニメをもっと教育に取り入れてほしい」としている。
間崎さんは「子どもが自信を持ち、地域を誇りに思う機会になればうれしい」と話している。
3作品が上映される6日には、間崎さんと大篠小の児童がオンラインで「舞台あいさつ」する。作品は動画投稿サイト「ユーチューブ」でも視聴できる。(上野芙由子)