2024年 05月03日(金)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

2022.05.29 08:22

高知ユナイテッド JFLで一番悔しい負け

SHARE

試合終了間際に勝ち越しを許し、重い足取りでピッチを下りる高知Uイレブン(大阪府の服部緑地陸上競技場)

試合終了間際に勝ち越しを許し、重い足取りでピッチを下りる高知Uイレブン(大阪府の服部緑地陸上競技場)


<サッカーJFL>28日 高知ユナイテッド 2―3 FC大阪

 久しぶりに、はらわたが煮えくりかえる負け方だ。後半ロスタイムに決勝弾を浴びた高知U。試合後、MF横竹が険しい顔でチームから離れ、スパイクを脱いでいた。どこかで見た光景だと思ったら、四国リーグで戦っていた4年前、全国社会人選手権で鈴鹿PGに0―3で完敗した時と同じ。「JFLで一番悔しい負けかもしれない」と絞り出した大黒柱。ああ、せめて勝ち点が取れていれば。

 後半ロスタイムの失点は今季2度目だが、前回はやや劣勢の中で先制し、追い付かれたパターン。今回は大筋で試合をコントロールして先制し、逆転されてもすぐに追い付くというパターンで、勝ち点3も取れたところがまさかのゼロ。悔しさの中身が全く違う。

 3失点目の場面。大阪のロングボールに対し、守備の人数はそろっていたと思うが、誰も前に出ずにフリーで起点にさせる。その後、ボールを奪いかけても中途半端なプレーで再奪取されて失点。吉本監督は「相手の気持ちに負けた。ここでやられるのが実力ということ」と嘆き、横竹は「個人の判断もあるけど、チームとしての戦い方を徹底しないといけない」と痛恨の面持ちで振り返った。

 今季初スタメンの岡田大がゴールを決め、CB藤崎は自分の判断でプレーエリアを高くして攻撃に厚みをもたせた。MF田尻が大きなサイドチェンジで展開をつくり、広岡は何度か最前線まで飛び出した。その精度や強度はともかく、それぞれが新たなプレーに挑戦し、その結果チームは今季初の複数点を挙げた。未来を感じさせる試合だった分、余計にもったいない。(井上真一)

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース サッカー 高知のスポーツ 高知ユナイテッド

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月