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2022.03.17 08:44

輝け高知高校、前を向いて センバツあす3/18開幕

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「いくぞっ!」の合図で元気にグラウンドへ駆けだす高知ナイン。甲子園でも力いっぱいのプレーを見せてくれるはずだ(写真はいずれも高知市尾立の高知高野球部グラウンド)

「いくぞっ!」の合図で元気にグラウンドへ駆けだす高知ナイン。甲子園でも力いっぱいのプレーを見せてくれるはずだ(写真はいずれも高知市尾立の高知高野球部グラウンド)


 甲子園の黒土の上を、伝統のえんじ色をまとったナインが駆け回る日が来る。高知の4年ぶり19度目の挑戦となるセンバツ。大会第3日の20日、第3試合で東洋大姫路(兵庫)と対戦する。

 攻撃力には自信がある。チーム全体でフィジカル強化に臨んだ冬場の練習。ウエートトレーニングで筋力はさらにアップし、体もぐんと大きくなった。練習グラウンドをのぞいてみると、外野フェンスを越えた先にボールが落ちているのを見ることが多くなった。飛距離や打球速度の変化に、選手は大きな手応えを感じている。

果敢な走塁で1点を取りにいく。泥くさく、貪欲な姿勢が勝負を分ける

果敢な走塁で1点を取りにいく。泥くさく、貪欲な姿勢が勝負を分ける

いい攻撃はいい守備から。本番でもリズムがつかめるよう、練習に熱が入る

いい攻撃はいい守備から。本番でもリズムがつかめるよう、練習に熱が入る

 打撃の力強さに目が行きがちだが、選手の口をついて出るのは「守備から攻撃へ流れをつくる」という守りへの意識。ただ、昨年の秋季県予選と四国大会、明治神宮大会の9試合で計14失策は少ないとは言えない。それでも、ミスした時こそチームみんなが前を向いた。打線の爆発力の根底には、劣勢を乗り越える粘り強さがあった。

 薄水色の空の下、春の甲子園。彼らはどんな瞬間を刻むだろう。持てる力を出し切って、きっと笑顔を輝かせてくれるはずだ。

 写真・森本敦士、山下正晃
 文 ・平野愛弓

連載・過去紙面特集も
 電子版「高知新聞Plus」では、高知高校のセンバツ事前連載「それでも負けない 高知 ピンチの先の甲子園」(5回)がご覧いただけます。また、同校が優勝した1964年夏と75年春の甲子園を扱った特集「紙面で振り返る『高知の高校野球』」がメディアプラットフォーム「note」で販売中です。ぜひお楽しみください。

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