高知市、もやっと黄砂　今年初観測

2022.03.06 08:32

高知市、もやっと黄砂　今年初観測

高知新聞社

黄砂で市街地がかすんで見えた（高知市の鴻ノ森から望む）

　高知市で５日午後、今年初の黄砂が観測された。同市の鴻ノ森中腹から眺めた市街地はうっすら、もやっと、かすんで見えた。

　黄砂は中国大陸内陸部の砂が強風で舞い上がり、偏西風で運ばれてくる現象。

　高知地方気象台によると、高松市では午前９時に黄砂の飛来を観測。高知市では午後２時すぎに水平方向の視界が急に悪くなり、黄砂が飛来したと判断された。九州や中国地方でも観測されたという。

　一方、県内の気温は上空の寒気が弱まった影響で、ぐぐっと上昇。高知龍馬空港で２０・２度、高知市で２０度を記録するなど、県内１６の観測地点のうち、高岡郡梼原町を除く全地点で今年の最高気温を記録した。

　６日は黄砂の影響はない見込み。冬型の気圧配置が強まる影響で、気温はぐっと下がるという。（佐藤邦昭）

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