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2022.02.13 08:37

花言葉は「幸せになる」 甫喜ケ峰にユキワリイチゲ咲く

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冬の山中に彩りを添えるユキワリイチゲ(香美市土佐山田町平山)

冬の山中に彩りを添えるユキワリイチゲ(香美市土佐山田町平山)

 香美市の県立甫喜ケ峰森林公園で、早春の花「ユキワリイチゲ」が顔を出している。花びらのようながくは、淡い薄紫色。まだまだ色味の少ない山中に、春の装いをそっと添えている。

 近畿以西に生育するキンポウゲ科の多年草。「雪割一華」の名の通り、まだ雪の残る2月ごろに開花し、一つの茎に一つだけ花を咲かせる。

 山の緑が濃くなり始める初夏には、葉を落とし、地上から姿を消す。そのはかない様から、「春の陽炎(かげろう)」とも呼ばれる。

 木々の間のほんのり明るい林床にちらほら。木漏れ日を仰ぎ見るかのような姿が、何とも愛らしい。「幸せになる」の花言葉通り、ひとときの安らぎを与えてくれる。(横田宰成)

高知のニュース 香美市 自然・植物

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