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2022.01.16 08:34

クルーズ船ゆったり 浦戸湾の湾口部(高知市)―土佐鳥瞰紀行(60)

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 高知市の海の玄関、浦戸湾。湾の出入り口周辺には桂浜や浦戸大橋、高知新港といった名所や重要施設が集まっている。

 今年1月1日、元旦は雲一つない空。朝日を受けて東の海から客船「にっぽん丸」が現れた。

 2日前の夕方に横浜港を出て、太平洋をゆったりと南下してきた。「ボー」っと長い汽笛を響かせながら高知新港に入ってくる。

 防波堤の内側まで進めば、着岸のアプローチはタグボートの出番だ。にっぽん丸の“おしり”をぐいっと押して180度方向転換。あとは両船の連携プレーで、ゆっくり、ぴったりと岸に着けた。見学に訪れた人々も「おお~、ぴったり。正月からええもん見た」と満足そうだ。

 港ではよさこい鳴子踊りが披露され、フラフが舞う。乗客は南国土佐の暖かな日差しと歓迎を受け、桂浜や土佐神社への初詣ツアーなどに繰り出していった。

 少しずつだがクルーズ船の寄港が増えてきた。浦戸湾の湾口部を多くの客船が行き来する光景が戻りますように。(佐藤邦昭)

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