2024年 04月27日(土)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2021.12.26 08:41

ちいきのおと(52)江陽町(高知市)憩いの喫茶「野ばら」半世紀 お年寄りカラオケ満喫

SHARE

ときどき客とデュエットすることもある純子ママ(写真はいずれも高知市江陽町の喫茶「野ばら」)

ときどき客とデュエットすることもある純子ママ(写真はいずれも高知市江陽町の喫茶「野ばら」)


寛容なママの人柄も魅力

 喫茶「野ばら」の店内に、楽しげな歌声が響き渡る。花も嵐も踏み越えて、今年で創業52年目。今ではすっかり、コーヒー片手にカラオケを楽しむ、お年寄りの憩いの場となっている。 

 ♪お久しぶぅりーねー、あなたに会うなんてー

 12月某日。シャンデリア輝くステージで、ママの中尾純子さん(75)が小柳ルミ子の名曲を常連客とデュエットしていた。上手すぎず、下手すぎず。絶妙な歌声だ。

1曲ごとに拍手。「よかったよ」「それ誰の曲?」。あまりやいのやいの言わない

1曲ごとに拍手。「よかったよ」「それ誰の曲?」。あまりやいのやいの言わない

 「うちは平均年齢80代。まー、ここまで続くとは思わんかったけど」。にこやかにマイクを握り、リズムに合わせて体を揺らす。 

 手拍子で合わせるのは1人暮らしの92歳、金本幸さん(十八番=美空ひばり「悲しい酒」)。「お昼を食べたらいつもここ。自分の家に帰ってきたような感じ。新曲を覚えるのも楽しい」。71歳の息子、政治さん(同=谷村新司・小川知子「忘れていいの」)に週2回連れてきてもらっている。

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 高知市 ちいきのおと

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月